クラウド時代に向けて、情シスの在り方を見直せ
2010/7/29
有効なIT投資を行うためにも、徹底的に無駄を見極めよう
2010年度に入って景気回復の兆しが見えて以降、1年余り凍結していたシステム投資に再び乗り出す企業は着実に増えつつあります。ただ、ここ1年は多くの企業にとって「徹底したコスト削減」が至上課題でした。そうした中、全社システムの棚卸しを行い、予想以上に多くのシステムを抱え込んでいたことに、あらためて気付いたケースも多かったようです。
さらに、稼働中の既存システムの実態を調査すると、その利用内容が当初計画と大きく乖離(かいり)しており、「大して使用していないのに、過剰な運用コスト・作業負荷が発生しているもの」があったり、「長年稼働している老朽化したシステムが、実は事業遂行に必要不可欠なミッションクリティカルなものであった」ことが判明した例なども聞かれました。
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こうした“現状の棚卸し”といえば、多少エンターテインメント的ではありましたが、話題となった民主党の事業仕分けも、「長年の蓄積や馴れ合いが生んだ、莫大な無駄の積み重ね」をリセットするのに有効だったと思います。
それと同様に、IT資産の棚卸しも、あらゆる無駄を再認識するうえで非常に有効です。特に、無駄なものを見つけてバッサリと切り捨てることも重要ですが、前述の「長年稼働している老朽化したシステムが実は……」という例のように、「これまで軽く見ていたものが、実は非常に重要な意味を持っていた」ことを認識するのも、ITインフラを整備するうえで大切なポイントになります。
昨今、私もコンサルティングを通じて、そうしたケースを実際に自分の目で見る機会が増えてきました。そこで今回は、過去の負の遺産を白日の下にさらし、“攻めの姿勢”でその整理に乗り出した製造業、I社の事例をご紹介します。これを通じて、IT資産の棚卸しとその徹底的な整理に取り組むことの重要性について、あらためてお伝えしたいと思います。
“システムが増える一方”では、効率化にも限界がある
では早速、事例に入りましょう。製造業、I社の場合も、棚卸しによって予想以上に多くのシステムを保有していたことが発覚するのですが、IT資産の現状とともに、その「構築・運用の在り方」にも問題を見いだしている点がポイントです。情報システム部門が問題をどう解決しようと考えたのか、その“考え方”に注目して読んでみてください。
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| Page1 有効なIT投資を行うためにも、徹底的に無駄を見極めよう “システムが増える一方”では、効率化にも限界がある |
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| Page2 何が無駄で、何が必要なものなのか、明確な基準を! |
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| Page3 現場との意見交換と主体的な判断が成功要因 |
ホワイトペーパー(TechTargetジャパン)
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