連載
WBSでプロジェクトを成功させる(1)


WBSを学び、見積もり・進ちょくに役立てよ!

安達 裕哉
トーマツイノベーション

2009/10/13

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WBSの基本知識を身に付けよう

 それでは、精度の高いWBSをどのように作成すればいいのか、本題に入っていきましょう。最初に少し、用語の整理をしておきたいと思います。

WBSの基本用語
図3

 次の絵を見てください。WBSは大きく、「レベル」と「要素」から成り立っています。

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 まずは「レベル」の考え方をご紹介します。本連載では、WBSの階層を「レベル」と呼ぶことにしています。会社によっては、「階層」「レイヤ」などと呼ぶところもありますが、好きなように読んでいただければよいと思います。通常、WBSを作成するときはレベル1から、高次のレベルに向かって書いていきます。

 「要素」はWBSの構成単位です。「要素」は自分の上位の要素である「親要素」と自分の直接の下位要素である「子要素」に分けることができます。また、「要素」の中でも特に「子要素」を持たない「要素」(つまり、その系統での最下位要素)をワーク・パッケージと呼びます。

 最下位の要素は責任の割り当ての単位として用いられることがよくありますので、「ワーク・パッケージ」は大事な概念です。

 今回はここまでです。次回は、WBSを書く際の3つのルールである100%ルール、8/80ルール、7×7ルールについてお伝えしたいと思います。

筆者プロフィール
安達 裕哉(あだち ゆうや)
トーマツ イノベーション株式会社 シニアマネージャ
筑波大学大学院環境科学研究科修了後、大手コンサルティング会社を経てトーマツ イノベーション株式会社に入社。現在、主としてIT業界を対象にプロジェクトマネジメント、人事・教育制度構築などのコンサルティングに従事する。そのほかにもCOBIT、ITサービスマネジメント、情報セキュリティにおいても専門領域を持ち、コンサルティングをはじめとして、企業内研修・セミナー活動を積極的に行う。
■要約■
プロジェクト管理の方法論は、プロジェクトの分解・構造化、プロジェクトに必要な全作業の前後関係、平行関係を明記し、作業スケジュールの作成、進ちょく管理と順に進むが、WBSの精度が低いと進ちょく管理に大きな影響を与える。

WBSは、プロジェクトの作業と成果物を分解、構造化したもの。「計画の作成」「事前準備」「当日運営」、それに「振り返り」の4つの要素に分解される。そしてWBSは大きくレベルと要素から成り立っている。WBSの階層をレベルと呼び、WBSの構成単位を要素と呼ぶ。

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