WBSの要素分解には、「作業に分解」するパターンと「成果物に分解」するパターンの2通りがあると前回解説した。今回は、「作業に分解」するパターンを具体的な事例を交えて解説する。
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前回、WBSを分解する方法は、大きく「作業に分解」するパターンと、「成果物に分解」するパターンの2通りがあると紹介しました。
今回は「作業に分解」するWBSに着目し、具体的な事例を紹介します。
作業分解型のWBSは、「プロジェクトで必要とされるすべての作業をWBSにまとめたもの」といえます。すなわち、WBSに記されている作業をすべて終了すれば、プロジェクトも終了するということです。このことから、このWBSを「プロジェクトスコープ」と呼ぶこともあります。
また、一般的には下の図のように、第2レベルはフェイズに分解したうえで表すのが一般的です。「プロジェクト管理」など、全フェイズにわたって横断的にかかわる作業が存在する場合は、フェイズと同様にレベル2に記しておきます。
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