QRコードで文書データを自動仕分けするPDF変換ソフト、ハイパーギア

2006/3/21

 ハイパーギアは3月20日、QRコードを用いてデジタル複合機のスキャンデータの自動登録、FAX受信データの自動仕分けなどを行うソフトウェアを発売する発表した。

 発表されたのは、「HG/PscanPro for ApeosWare FlowService 4.0」。富士ゼロックスのドキュメント処理・配信ソフト「ApeosWare Flow Service」のプラグインとして動作し、QRコードを付与した紙原稿をデジタル複合機からスキャンすると、PDFに変換すると同時に自動的に文書管理システムに登録したり、FAXとして受信したデータをフォルダに仕分け・分類することを可能にする。

 従来、文書自動登録のための情報としては1次元バーコードやマークシートの専用登録シートなどが用いられてきたが、QRコードはより多くの情報が入れられるため、仕分け情報やファイル名など多くの属性情報を持たすことができる。このほかQRコードには、傾きや汚れに対する補正機能があるため、認識精度が高く、コードの面積も小型で書類の空きスペースに印刷できるといった特徴がある。

 価格は初年度サポート費用を含んで、26万400円(税込み)。

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サン電子の発表資料

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