大林組が全社情報共有基盤導入で“コミュニティ”を構築

2006/3/29

 リアルコムは3月28日、大林組が同社の情報共有ソリューションを全社情報共有基盤として導入、利用開始したと発表した。

 大林組が導入したのは、ナレッジマネジメント総合スイート「REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuite」。既存の電子掲示板システムを同スイートによるシステムに移行・集約することで、全社員が参加できるオンラインの“コミュニティ”を構築した。

 大林組が従来利用していたイントラネットシステムでは登録技術文書が増加するに従って目的情報が探しづらい、質問・回答を行う電子掲示板システムでは複数が並存したため、情報を一覧提供できないという課題が生じていた。

 新システムでは、ユーザーは本支店や工事事務所などからWebブラウザを利用して、建築技術に関して“コミュニティ”に質問したり、過去の質問を検索したりできる。利用開始段階では質問・回答が1000名、参照が1万名規模で、今後、建築技術以外の分野へも利用を拡大していく方針という。

[関連リンク]
リアルコムの発表資料

[関連記事]
米国子会社を設立したリアルコム、「プレゼンスを高める」(@IT NewsFlash)
喫煙ルーム、居酒屋の情報も社内SNSで共有(@IT News)
リアルコムが“暗黙知”を重視したナレッジマネジメント(@IT News)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

2023年のSNS炎上総数は189件、炎上元の媒体1位は「X」――コムニコ「炎上レポート」
コムニコが「炎上レポート」2023年版を公開しました。

今度の「TikTok禁止」はこれまでとどう違う?
米国ではまたしてもTikTok禁止措置が議論されている。これまでは結局実現に至らなかった...

「ゼロクリック検索」とは? SGE時代の検索の変化と5つの対策を解説
SEO専門家やマーケター、そして情報を求める人々にとって、「ゼロクリック検索」はどのよ...