日本テレコム、BRMS導入で受注業務を自動化

2006/7/4

 アイログは7月3日、日本テレコムの情報システム部門が同社のBRMS(ビジネスルール管理システム)製品群の主要製品である「ILOG JRules」を採用したと発表した。

 BRMSはIF〜THEN構文で表現したビジネスルールを設定・管理して、企業の業務プロセスや判断を効率化するシステム。日本テレコムでは、受注業務に関するバリデーション(適正化チェック)業務とプライシング業務においてBRMSの導入を検討、ILOG JRules」を採用した。

 ILOG JRulesの活用により、受注業務における入力情報のエラーチェックや料金算出などのプロセスを自動化することができ、属人的作業・人的ミスによるチェック漏れを削減できた。

 システム開発においては、16万以上のステップ数のプログラムが1000程度のルールに収まり、開発工数は50%削減。運用ではビジネスルールをアプリケーションプログラムから切り離され、ビジネスルール変更に必要な時間も約80%短縮された。同時に、ルール変更時にシステム停止することもなくなり、システム稼働率が向上している。

 システム構築作業は、アイログのコンサルティング・サービスを受けながら、ビジネスルールの定義、可視化から自動化までを日本テレコムが自社で推進し、約6カ月で導入を完了した。日本テレコムでは今後、他サービス・業務にもBRMS適用を検討するという。

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アイログ

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