産経デジタル、SOAベースのCMSシステムを本格稼働開始

2006/9/21

 NECとNECソフトは9月20日、産経デジタルの「デジタルコンテンツ管理システム」を共同で構築し、本格的に稼動を開始したと発表した。

 同システムは産経デジタルの基幹システムで、既存の新聞製作システムからニュース素材を直接取り込み、再編集・加工して各種デジタルメディアに送信する。SOA/イベント駆動型として構築され、高度な柔軟性・拡張性を誇る。システム構成は、メディア集配信ハブサーバ、メディアCMSサーバ、WebサーバなどにIAサーバ「Express5800」9台を配し、ESBにインフォテリアの「ASTERIA Server」を採用している。

 NECとNECソフトでは要件定義から第一期本稼動(今年6月)までを5カ月で実現、産経デジタルはニュース・ブログポータルサイト「iza(イザ!)」を立ち上げた。今回の第二期本稼動では、このほかのニュースサイトなどにコンテンツ提供を行う。

 NECとNECソフトでは、同システムをほかの新聞社に対しても販売する計画。今後2年間で10社への提供を見込んいる。

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NECの発表資料
NECソフトの発表資料
産経デジタル

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