組織活動をダイナミックに可視化するシステムを実証実験、日立

2007/6/21

 日立製作所は6月22日、企業内における社員のコミュニケーション頻度や活動状況をセンサ技術などを用いて測定し、図面に表示する組織活動可視化システム「ビジネス顕微鏡」を試作したと発表した。

 同システムは、社員が「赤外線センサ」「加速度センサ」「マイクセンサ」と無線通信デバイスを内蔵した名札型のセンサネット端末を装着することで、社員同士の対面時間や動作を測定し、そのデータをサーバに収集して社員同士の相互影響の度合いを図示するもの。表示は、新たに開発された組織ダイナミクス像生成技術を用いたもので組織全体を島の形状で表現、メンバー間の対面頻度に基づいて、内部の集団を大きなグループは高く裾野の広い山として、小さなグループは低く小さな山として表す。ここから、従来の組織図では見えない組織の構造が画像化され、動的な組織の変化を見ることができるようになる。

 日立では、今年1月から日立総合計画研究所と日立製作所基礎中央研究所の37名が名札型端末を装着して、実証実験を行った。その結果、マネージャや担当者間のコミュニケーション状況から、開発プロジェクトの中で不具合が発生したときの組織状態の変化を確認した。また、チーム内での意思疎通の改善が必要な部分を把握することができたという。この成果は、6月29日開催の「日立‐MITオープンフォーラム」で発表される。

[関連リンク]
日立製作所の発表資料
日立総合計画研究所
日立製作所 中央研究所

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