pr

成長の著しいネットワークゲーム業界。野村総合研究所の予測によると、2006年度の国内での市場規模は約1130億円、2010年度には約2400億円に達するとしている。ここで活躍しているのはクリエイターばかりではない。美しいグラフィックス、リアルタイムのやりとりなどは、ネットワークやサーバ高速化のための分散処理、セキュリティなど最新技術で具現化されている。ハイレベルなエンジニアが活躍できるフィールドが広がっているのだ。ゲームの「楽しさ」を技術で実現するゲーム開発エンジニアの魅力に迫る。

  エンドユーザーからの「手応え」が返ってくる
距離の近さがゲーム開発エンジニアの魅力

 国内ネットワークゲーム開発の老舗として各プラットフォームでの開発実績を持ち、高い技術力で定評のあるマルチターム。難易度の高いネットワークゲームの開発に携わっている会社だ。

マルチターム ネットワークゲーム開発部 前原正和氏

 同社でネットワークゲームの開発エンジニアとして活躍中のネットワークゲーム開発部 前原正和氏は、仕事の魅力について次のように語る。「何十万人、何百万人というゲーム利用者に、自分たちが開発した製品が届けられる。エンドユーザーとの距離感がとても近いのです。面白いゲームになったのか、評判はどうか。利用者の反応が直接はね返ってくる、そこに喜びを感じます」。前原氏の前職は家電製品の組み込みプログラムの開発エンジニア。ゲーム業界以外から転職してきただけに、エンドユーザーからダイレクトに手応えを感じられる、その距離感にやりがいを感じているようだ。

 そんな前原氏の実際の業務内容はどのようなものだろうか。ネットワークゲーム開発に携わる職種には、ゲームの企画を立案する「プランナー」や制作全般のディレクションをする「ゲームデザイナー」、そして「ゲームプログラマ」などがある。前原氏はゲームプログラマである。「企画をプログラムに落とし込んで具現化する仕事です。どんなに面白い企画でも、それがゲームとして実現できるかどうかはプログラムによるところが大きいのです」(前原氏)

 ネットワークゲームの場合、多数の参加者がアクセスし、膨大なデータがネットワーク経由でやりとりされる。タイムラグをなくし、違和感なくゲームの世界観を楽しんでもらうには、サーバ側の処理をいかに高速化するかといったプログラムが重要になってくるのだ。「サーバ側のロジック部分をしっかり設計できなければ、遅延が発生して利用者に不快感を与えてしまう。裏方のプログラミングに思えても、そこができないとゲームの面白さが失われてしまうのです。重要な仕事だと認識しています」(前原氏)。前原氏はCやC++でプログラムを構築しているが、そのほかにもデータベースやネットワークの基礎的な知識は不可欠だという。「ネットワークゲームの場合、プログラムのみならずデータベースやネットワーク分野など、エンジニアとして幅広い知識が求められるのです」(前原氏)

  単純なコーディング作業の繰り返しではない!
自分のアイデアが開発に取り込まれていく

 新たな技術に次々にチャレンジできる自由度の高さも大きな魅力だという。「例えば自動車や航空機の開発なら、人命にかかわるものなので安全性・確実性が最優先されます。ところがゲームなら『より面白いモノを作る』ためのさまざまな挑戦が許されるのです」(前原氏)。確かにゲーム業界には、ハードウェアとソフトウェアの両面で先進的な取り組みが進められてきた歴史がある。「ネットワークゲームの開発には、サーバ、データベース、ネットワークなどインターネットに関する技術のすべてが必要です。しかも、最新技術が常に身近にあり、それらを積極的に取り入れること、それらにチャレンジすることが求められている。技術を追求したいエンジニアにはとても魅力的です」(前原氏)

 それだけではない。「一般的にプログラマというと仕様書にそってコーディングしていくだけの仕事と思われています。2次請けや3次請けの開発会社のなると、プログラマの中には『ただ必死にガリガリと実装してくだけの日々にウンザリ……』という人も多いのではないでしょうか。ところがネットワークゲーム開発のプログラマの仕事はまったく違うのです」(前原氏)という。

 具体的には「コーディングをしているときでも『あっ、こうしたほうがゲームがより面白くなる』と気が付いたら、そのアイデアをすぐに提案できるのです。それが本当にゲームを楽しくする内容であれば、すぐに採用されます。自由度が高く、ちょっとしたアイデアや工夫をゲームに取り込むことができる。だからこそ自分たちで作り上げているという感覚を共有でき、それが喜びにつながるのです」(前原氏)。

  アイデアを実現する高い技術力
プログラムの可能性を追求したい

 ゲーム業界では「面白くなければゲームじゃない」という言葉をよく耳にする。裏を返せば「ゲームを面白くするものであればどんな工夫も取り入れる」ということである。自分たちのアイデアを形にできる喜びが味わえるところこそ、ゲーム開発プログラマをはじめ、エンジニアにとっての大きな魅力といえそうだ。

 

 そんなネットワークゲーム開発の現場で活躍する前原氏に、今後はどのような技術での開発にチャレンジしたいのかを尋ねてみた。「マルチタームが提供し、数多くのネットワークゲームの開発で採用されている通信ライブラリ『MPS(MassplayerSystem)』の次世代バージョンが近々リリースされます。分散オブジェクト技術で設計されているので、まずは分散オブジェクトをしっかりと理解したい。また、近年はオブジェクト指向の問題点を補完する思想としてアスペクト指向が注目を集めていますが、これについても理解を深めていきたいです」(前原氏)

 ネットワークゲームの開発には1〜3年もの長い月日がかかる。それとは裏腹に、利用者が「面白い」と受け止めてくれる感覚は、ある種の流行のように短期間で様変わりしてしまう。「面白いと思って作り始めても、3年後には『つまらない』ものになってしまうかもしれない。ネットワークゲームは作り込みながら育てていくものなのです。だからプログラマの意見も工夫も重要なのです。『このアイデア面白いね』『でも技術的に不可能だね』といわれたものを、何とか実現するだけの技術力を持つ……。それがいまの私の目標です」(前原氏)。プログラムの可能性を追求する前原氏の視線は、しっかりと前を見据えているようだ。

創造性豊かな挑戦者……
そんなエンジニアが活躍できるフィールドを提供

 マルチタームは、ネットワークゲーム用通信ライブラリ「MPS(MassplayerSystem)」の開発・販売をはじめ、ネットワークゲームやモバイルアプリケーション、モバイルコンテンツの開発を手がける企業である。1998年に設立され、現在は全社員の約70%がエンジニアで構成されている。大手ゲーム会社からリリースされているネットワークゲームの開発に数多くかかわってきた実績、そこで培った高い技術力とノウハウの蓄積を武器に、ネットワークゲームの企画・提案から、クライアントへの実装、サーバの運用までを提供しているのが特徴だ。

マルチターム 取締役 青木健悟氏

 マルチタームの取締役であり、経営企画室室長でもある青木健悟氏は「マルチプラットフォームに対応したネットワークゲームの開発会社としては国内トップの技術力とノウハウを誇る。それこそマルチタームのアドバンテージ」と語る。「ゲーム業界で『確実に売れて、しかも安定して動作するネットワークゲームを作るならマルチタームにお願いしよう』といわれるようになるのが目標」(青木氏)だ。

 ただ、マルチタームは単なるネットワークゲームの開発会社ではない。コアとなるビジネスは、実は通信ライブラリ「MPS」の開発・販売である。青木氏は「将来的にはMPSをネットワークゲームだけではなく、デジタル家電やカーナビなどゲーム以外のフィールドにも浸透させていきたい。いわばネットワークの技術プラットフォームにしたいと考えているのです」と展望を示す。

 そんなマルチタームでは現在、エンジニアを募集している。C言語やC++、Javaでの開発経験がありオブジェクト指向を理解している人が望ましいが、それよりも重視していることがある。「ネットワークゲーム開発の現場はスピードが速いし変化が激しい。プログラマであっても単純に『コーディングができる人』では勤まりません。創造性が豊かで常に『アイデアを技術で実現しよう』という意欲にあふれている人、さらに新技術の追求に貪欲な人が理想です」(青木氏)。MPSをネットワークゲームのみならずほかの分野にも展開していくため、ゲーム業界以外の知識を持った人材も必要としている。前述の前原氏のように「家電製品の組み込みエンジニアからの転職など、ゲーム業界以外の出身で活躍している人も多数います」(青木氏)とのことだ。

 「企業としてはまだ成長段階。だからこそ新技術に挑戦して、自ら伸びていこうとするエンジニアが活躍できるフィールドが用意されています」(青木氏)。マルチタームと一緒に「チャレンジ」してみてはいかがだろうか。


キャリア採用情報
■求人
マルチタームの採用ページにて応募を受け付けております。

ご登録の流れ

 ・オンラインエントリーフォームにご記入いただく
  ↓
 ・履歴書、職務経歴書を送付いただく
  ↓
 ・書類選考を通過された方には、こちらより面接のご連絡をさせていただきます
  ↓
 ・面接(2回)
  ↓
 ・内定

※ご応募いただいたデータは返却できませんのでご了承ください。
※複数回のご応募はご遠慮ください。
※応募の秘密は厳守いたします。

> マルチターム採用ページ
  求人の詳細情報は採用ページをご覧ください。
> マルチターム会社見学
  マルチタームの社内風景、日常、社員などをご紹介しております。

■キャリア採用募集に関するお問い合わせ先
 株式会社マルチターム
 recruit@multiterm.co.jp


注目企業インタビューIndex


マルチターム
企画:アイティメディア 営業局
製作:@IT編集部

掲載内容有効期限:2006年5月31日



キャリア採用情報
■求人
マルチタームでは以下の業種を募集しております。

・ネットワークゲーム開発エンジニア
⇒ どんな仕事?
・通信ミドルウェアエンジニア
⇒ どんな仕事?
・モバイルコンテンツ開発エンジニア
⇒ どんな仕事?
 
詳細はマルチターム採用ページをご覧ください。
> マルチターム採用ページ
> マルチターム会社見学
  マルチタームの社内風景、日常、社員などを
ご紹介しております。

■キャリア採用募集に関するお問い合わせ先
 株式会社マルチターム
 recruit@multiterm.co.jp

会社情報
■会社名
 株式会社マルチターム


■本社所在地
 東京都新宿区西新宿3-2-4 新和ビル6F

■代表者
 代表取締役 風間政仁

■設立年月
 平成10年11月11日

■資本金
 2億2375万円

■事業内容
 通信ライブラリ開発
 ネットワークゲーム開発
 モバイルコンテンツ開発

■取引先企業
 株式会社アトラス
 キューエンタテインメント株式会社
 元気株式会社
 元気モバイル株式会社
 株式会社コーエー
 株式会社コトブキソリューション
 コナミ株式会社
 ジェイディスク株式会社
 株式会社スクウェア・エニックス
 株式会社タイトー
 株式会社チュンソフト
 日本エンタープライズ株式会社
 株式会社ネットハック
 株式会社バディーズ
 株式会社ハドソン
 株式会社バンダイナムコゲームス
 バンダイネットワークス株式会社
 株式会社ビービーエムエフ
 株式会社マイテックエンターテイメント
 株式会社メガサイバー
(50音順/敬称略)

虎の巻
MPSニュースの中でネットワークゲーム開発に関することを題材に「虎の巻」として発行しております。
最新の虎の巻をご覧頂くためには、マルチタームホームページより、ご登録をお願いします。

メールマガジンを購読する

虎の巻サンプル(バックナンバー)
第24回 「プログラム間通信モデルについて」
第22回 「移動アルゴリズムパターン」
第20回 「プロトコル設計」
第15回 「βテストに潜む罠
〜クローズドという甘い誘惑〜」

第12回 「コンテンツプロバイダー様から
よく聞かれる質問」

第11回 「エンジニア達の『生』の声」



2005年東京ゲームショウ出展風景

MPS採用クロスプラットフォームゲームを説明する前原氏