セガと米国モトローラが次世代携帯端末に向けた
アプリケーション開発で提携

2000/6/7

 セガ・エンタープライゼズと米国モトローラは、次世代携帯電話向けアプリケーションの開発に向けた包括的な提携を行った。
 提携の内容は、以下の2点。

  • 多種多様なエンターテイメントやゲームコンテンツを提供する
  • 携帯端末向けゲームAPIを開発し、携帯端末に内臓すること

 モトローラはこれまで、次世代の携帯電話に搭載されるJ2ME(Java2 Micro Edtion)を、サン・マイクロシステムズと共同開発を進めてきた。同時に、次世代の携帯電話(3G)に向けた携帯端末の開発も進めている。

 一方セガは、豊富なエンターテイメントコンテンツとグラフィックテクノロジーを持っている。今回の提携は、両者のそれぞれの強みを活かし、共同でJ2MEプラットフォーム上での、エンターテイメントコンテンツの開発に向けたゲームAPIを開発。それをベースにしたさまざまなインタラクティブコンテンツの開発でも協業し、モトローラの次世代携帯端末に搭載するというもの。

 モトローラはサン・マイクロシステムズとJ2MEの共同開発を行ってきたと同時に、モバイルインフォメーションデバイスプロファイル(MIDP)用のJSR規格の主導権を握り、この分野ではリーダー的存在である。今回のセガとの提携により、インタラクティブコンテンツの開発に用いるAPIの世界標準化もにらんでいると思われる。

[関連リンク]
セガ・エンタープライゼズ
米モトローラ

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