2つのXeonプロセッサをスキップするインテル

2000/7/7
07/05/00, 4:04 p.m. ET) By Mark Hachman, TechWeb News

  インテルは水曜日、同社の顧客(すなわちPCサーバベンダー)の製品移行を容易にするために、計画されていた2種類のXeonプロセッサをスキップすることを発表した。

 今回同社が決定したのは、計画されていた1MBおよび2MBのキャッシュを搭載した800MHzと866MHzのXeonプロセッサの製造中止。その理由について同社は、両プロセッサの登場によって、顧客がそれぞれのチップに対応したサーバ製品のアップグレードとテストをしなければならなくなるからだとした。

「今回の決定のおもな理由は、顧客の要望に応えるためだ」(同社広報)。多くの顧客が同社に、頻繁な新製品の登場を減らすよう要請したという。

 インテルによると、顧客の要望は800MHzと866MHzのXeonを投入するのではなく、従来よりも100MHzもしくはそれ以上のクロックアップを実現した大規模キャッシュ搭載のXeonにある。同社は2001年に、900MHzのXeonを予定している。

 アナリスト達は、この新しい見通しに同意している。

「サーバベンダーは、大量の新製品登場を歓迎しない」というのは、Mercury Researchのアナリスト、Dean McCarron氏。McCarron氏は過去に、なぜインテルのロードマップ上に800MHzと866MHzの製品が存在するのかを問いただしたことがあったという。また、そのときにはItaniumとPentium 4以前に、いったい何種類のXeonを同社が製造するつもりなのか不透明だった、とした。

[英文記事]
Intel Skips Pair Of Xeon Chips

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