紀伊国屋書店とマイクロソフトが電子書籍販売で提携

2000/11/2

 紀伊国屋書店と米マイクロソフトは11月1日、マイクロソフトが開発/提供している電子書籍閲覧ソフトウェア「Microsoft Reader」タイトルの日本国内販売事業で提携したと発表した。

 Microsoft Readerは、PCやハンドヘルドデバイス上で電子書籍を閲覧するためのソフトウェアで、ClearTypeと呼ばれる、液晶画面上で読みやすい滑らかな文字フォントを表示するための技術を採用した点がポイントとなっている。

 今回の提携により、紀伊国屋書店が運営するオンライン書店「BookWeb」上に、Microsoft Readerコンテンツを販売する「eBook店舗」を設け、DAS(Digital Asset Server:マイクロソフトが提供するデジタルコンテンツ配信サーバ。著作権保護機能やセキュリティ機能が組み込まれている)を用いた配信を行っていく。ユーザーは、Microsoft Readerを用いることで電子書籍の購入/閲覧が可能になる。

 2001年春ごろに英語版の電子書籍を、2001年中ごろに日本語版の電子書籍の販売が開始される。また今後、ハードウェアメーカーより電子書籍閲覧用の専用端末の提供や、紀伊国屋書店店頭でのキオスク端末によるMicrosoft Readerコンテンツの販売も検討している。


[関連リンク]
マイクロソフト発表のプレスリリース
紀伊国屋 BookWeb

 

 

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