IRI、NEC、松下、ブロードバンド事業の新会社を設立

2000/11/7

 インターネット総合研究所(IRI)、日本電気(NEC)、松下電器産業の3社は11月6日、合弁で広帯域のインターネット事業の企画会社を設立することを発表した。

 新会社は名称が「ブロードバンド・エクスチェンジ」、資本金が1億円で、IRI、NEC、松下がそれぞれ50%、35%、15%ずつ出資の予定で、今月にも設立を目指す。新会社の代表者は、現IRI代表取締役所長である藤原洋氏が就任の予定だ。

 設立の目的は、ブロードバンド時代の新たな情報流通モデルを構築すること。NECのインフラ構築技術やノウハウ、松下の情報家電分野での技術、IRIの大容量トラフィック交換技術、データセンター事業、インターネット関連のインフラ構築の技術を合わせ、CATVなどアクセス回線事業者、データセンター事業者やISPに、安価で質の高いネットワークを提供していく。

 事業内容としては、各事業者向けに広域IPネットワークによる相互接続サービスの提供、広帯域インターネットサービスを提供する事業者に対し、構築、運用などの支援事業、コンテンツ提供者に配信から認証・課金などのユーザー管理までのサービスの提供の3種類を挙げている。IRIの藤原所長によれば「将来的には事業会社へ展開することも視野に入れている」という。

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