ebXMLの仕様、UN/CEFACTとOASISが承認

2001/5/16

 ebXMLは米国時間5月14日、オーストリア・ウィーンで開催中の会議で、ebXMLの定めた仕様が、UN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business)とOASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)に承認されたと発表した。

 ebXMLは、XMLを用いたBtoBの標準仕様策定を目的として、1999年に、国連組織であるUN/CEFACTと、標準化促進を目的として民間企業により結成されたOASIS(Organization for Structured Information Standards)の2団体が設立した標準化団体。OASISの参加企業には、IBM、ヒューレット・パッカード、BEAシステムズらがある。ebXMLでは、結成以来18カ月にわたり仕様策定の作業を続けてきた。

 今回認証された仕様は、ビジネスプロセスの仕様に関するスキーマ(「Business Process Specification Schema」)、レジストリ情報のモデル(「Registry Information Mode」)、レジストリサービス(「Registry Services」)、コラボレーション・プロトコルのプロファイル(「Collaboration-Protocol Profile」)などがある。

 ebXMLの実装と保守は、UN/CEFACTとOASISが合意した規約に基づいて両団体により行われる。仕様に関する技術レポートは同組織のサイトhttp://www.ebxml.org/)で公開されている。

[関連リンク]
ebXMLの発表資料(英語)
UN/CEFACT
OASIS

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