Office XPと連携するグループウェアのASPサービス

2001/7/31

 グローバルメディアオンラインは7月30日、ホスティング分野においてマイクロソフトと業務提携で合意したと発表した。これにより、同社はマイクロソフトの「SharePoint Team Services」のASP形式での提供サービス「xTeam」を本日より開始する。

 新サービス「xTeam」は、「Microsoft Office XP」の新機能の1つであるSharePoint Team Servicesをグローバルメディアオンラインのデータ・センターで運用・運営し、SharePoint Team Servicesの機能を利用したサービスを提供するもの。ユーザー側でサーバを設置することなく、ブラウザによるファイル共有のほか、「お知らせ」や「連絡先」などのリスト、ディスカッションといったグループウェア機能が利用できる。

 Office XPとの連携も強め、WordやExcel形式で保存したファイルのインポート/エクスポート、「Frontpage」を利用しての画面のカスタマイズも可能。

 料金は、初期設定費用が8万円で、月額使用料が1万9800円(ユーザー数は無制限)。なお、同社ではキャンペーンとして、1カ月間の無料体験サービスを実施する。

 発表の席で、マイクロソフト代表取締役社長 阿多親市氏は、ホスティング市場でのシェア獲得に積極的な姿勢を示した。「ホスティング市場では、Linuxが多く導入されているのが現状。だが、市場は今後、20〜30倍の規模に拡大すると見ており、競争には間に合ったと思う」(阿多社長)。ASP(Active Server Pages)とActive Directoryを差別化に、Linux優位のホスティング市場に食い込んでいく構えを見せた。

 グローバルメディアオンライン 代表取締役社長 熊谷正寿氏は、ASP市場がなかなか成熟しないことに触れ、「xTeamでASP市場に大きな変化をもたらしたい」と意欲を見せた。中小企業、大企業の部門やSOHOといったユーザーをターゲットに、年間7.5億円の売上げを目指す。

[関連リンク]
xTeam
グローバルメディアオンラインの発表資料
マイクロソフトの発表資料
Sharepoint Team Server

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