初のXML技術者認定制度が誕生

2001/8/8

 インフォテリアら6社は8月7日、XML技術者の認定資格制度を発足させることを明らかにした。XMLの技術者育成を目的とし、国内はもとより、世界的にも初のXMLの認定資格試験となる。初回の試験は10月1日に実施する予定。

 認定制度の名称は「XMLマスター」で、インフォテリアのほか、NECソフト、キヤノンソフトウェア、シーアイエス、日立システムアンドサービス、PFUの6社が共同で、同認定制度を発足させる。同時に、XMLコンソーシアム、外資系情報産業研究会から委員を選出して、「XML技術者育成推進委員会」を形成し、「XMLマスター」の諮問機関として、試験内容のレベルの維持や制度の普及促進などの監査を担当する。まずは、標準レベルの知識の有無を認定する「XMLマスター:ベーシック」を用意し、順次レベルを広げていくという。

 XML技術の普及や技術者不足などの課題の解消などが原因で、BtoBシステム導入が遅れているという指摘もある。また、技術者の中には知識にばらつきがある場合もあり、6社では同制度の発足により、こういった課題が解消されることを期待する。また、ベンダ依存の資格ではないため、標準的なXML技術者育成が図れるとしている。初年度で1000名程度の合格者を見込む。

 試験はアールプロメトリックが行う。同社の全国約80カ所の試験場で受験でき、受験料は1万5000円。

 「XMLマスター」の受験要綱などの詳細な情報は、9月3日より各社のサイトなどを通して公表される予定だ。

[関連リンク]
インフォテリアの発表資料
NECソフト
キヤノンソフトウェア
シーアイエス
日立システムアンドサービス
PFU
XMLコンソーシアム
外資系情報産業研究会
アールプロメトリック

[関連記事]
XMLコンソーシアムが本格的な活動を開始 (@ITNews)
XMLの父が分裂したBtoBの統一を語る(@ITNews)
XML対応を進める各社 (NewsInsight)
勢いづくXMLデータベース(TechWeb/@ITNews)
第2四半期に再びつまずくBtoBベンダ(TechWeb/@ITNews)
XMLとBtoB、いよいよ導入フェーズへ (@ITNews)
IDC、BtoBの国内市場規模が48%で成長すると発表 (@ITNews)
eマーケットプレイス活用にあたっての3つの留意点 (@ITNews)
BtoBが大事な本当の理由 (XML eXpert eXchange)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)