旧インフォミックス、企業内情報を資産にするインフラソフト

2001/11/15

 アセンシャル・ソフトウェアは11月14日、企業データ統合ソリューション製品「DataStage XE 5.0日本語版」を発表した。2002年春以降、パートナー各社を通じて販売される予定。

 DataStage XEは、企業の中にあるレガシーシステム、ERP、CRM、Webシステムなど異なるシステムや部門別のデータベース、データ・ウェアハウスに蓄積されている膨大なデータを、データマート、エンタープライズデータウェアハウスなどビジネス・インテリジェンスシステムなどに対して抽出し、変換・格納させることができるデータ統合ツール。

ピート・フィオーリ氏

 データ統合に加えて、メタデータの管理、データの品質保証が可能(情報がどこから出てきたのかが分かる)であることが特徴で、DataStage XE 5.0ではエンド・ツー・エンドのメタデータ管理、エンタープライズ・アプリケーションとの接続に関して機能拡張が図られている。

 アセンシャル・ソフトウェアは、インフォミックス・ビジネス・ソリューションズ社を前身とする米アセンシャル・ソフトウェアの100%出資による日本法人で、今年9月に社名変更され、現社名となった。

 DataStageはもともと米Ardent Softwareの製品だったが、Informixが同社を買収。そのInformixは昨年9月データベース会社とビジネスソリューション会社に分離され、データベース会社であるInformix Softwareは今年7月に米IBMに買収、統合されている。

 アセンシャルは、これまでETL(Extraction, Transformation and Loading)またはETT(Extraction, Transformation, and Transport)ベンダーとして知られていたが、今後は企業のもつさまざまな情報を、再利用可能で信頼できる「情報資産」に変換し、ビジネス効率を高めるソリューションを「インフォメーション・アセット・マネジメント(IAM)」としてとらえ、そのソリューション・プロバイダと自らを位置付ける。

 米アセンシャル・ソフトウェアのピート・フィオーリ(Pete Fiore)社長は、「わが社はIAM分野の力強いリーダーです。今日、ERP、CRM、SCM、BIなどエンタープライズ・アプリケーションの導入が進み、社内にあるデータを取り込み、活用するニーズが高まってきました。アセンシャル・ソフトウェアの製品は、情報集約型のeビジネスを進展するための包括的なプラットフォームになります」と述べた。DataStageに関しては「コンテンツマネジメント、データの移動複製、分析アプリケーション、企業向け情報ポータルという急成長が予想される4つの市場で必要とされるものです。この製品以外にデータ統合、データ品質保証、メタデータ管理を統合したものはなく、顧客企業はみな導入したいと考えるでしょう」と、強気にコメントした。また、財務的で苦しかった米インフォミックスがIBMに買収されたことにより、アセンシャルは良い財務状態であることにも触れ、今後企業買収などによる事業展開を考えていることも明らかにした。

[関連リンク]
アセンシャル

[関連記事]
付加価値で差別化を図るiDC、アウトソーシングのイベント開催 (@ITNews)
マーケターのための データマイニング講座 (IT Business Review)
あと1カ月で歴史に幕を下ろすインフォミックス (@ITNews)
米IBM、インフォミクスのデータベース部門を買収 (@ITNews)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)