シスコに唯一対抗できる無線LANベンダ、新製品を発売

2002/11/23

ORiNOCO AP-2500 Access Point

 ディアイティは11月22日、米Proximの無線LAN製品群「ORiNOCO 802.11a」ファミリと「ORiNOCO 802.11b」ファミリを12月2日に発売すると発表した。ORiNOCOブランドは、米Agere Systemsが展開していたが、2002年6月にProximが買収、同社が得意とする無線LANテクノロジを投入して、新たなラインアップとして整備し直した。

 今回発売する製品群は、「ORiNOCO AP-2500/AP-2500 Active Ethernet」「ORiNOCO 802.11a/b ComboCard Gold/Silver」「ORiNOCO 802.11a PC Card」「ORiNOCO 802.11a PCI Card」で、買収完了後の新製品が中心である。

 ORiNOCO AP-2500/AP-2500 Active Ethernetは、公衆無線LANサービス向け802.11a、802.11bデュアル対応のアクセスポイントである。オンデマンドでの帯域管理やDNS、SMTPリダイレクト、ホームページリダイレクト、ダイナミックアドレス変換、代金請求機能などホットスポットサービスを行える機能を標準搭載している。

 国内では、ディアイティが販売代理店となり、同社のパートナー網約20社を通じて販売する。

 米Synergy Research Groupのエンタープライズ市場におけるアクセスポイントの市場シェア調査によると、Proximは36%で1位のシェアであり、2位のシスコ(32%)に唯一対抗できる無線LANベンダであるという。

[関連リンク]
ディアイティ
プロキシム

[関連記事]
企業ユーザーが後押し、無線LAN機器市場は4年後に1000億円規模に (@ITNews)
シスコの無線LANアクセスポイントはIEEE 802.11aにも対応 (@ITNews)
進むホテルの高速インターネット対応 (@ITNews)
シスコ、ユーザー認証など安全性強化の無線LAN (@ITNews)
モスバーガーが店舗IT化、無線LAN環境を実験提供 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)