「どのベンダもできなかった」統合セキュリティツールを実現

2002/12/18

 バーテックス リンクはアクセスコントロールやコンテンツフィルタリング、アンチウイルス、電子メールフィルタリングの機能を統合して、Webブラウザで一括管理できるセキュリティツール「WebWasher」を12月18日に発売すると発表した。企業のセキュリティ診断や運用支援サービスで実績を持つ日本システムハウスと提携し、コンサルティングや導入サポートを含めて、企業や官公庁、教育機関などに営業する。

 WebWasherはドイツのシーメンス系ソフトベンダ、webwasher.com AGが開発。WebWasherは欧米では大手企業を中心に4000社以上の導入実績があるという。WebWasherで利用できるのは業務に必要のないWebサイトへのアクセスをブロックするアクセスコントロール機能や、Webサイトのポップアップやスクリプトを表示しないようにするコンテンツフィルタリングなど。電子メールフィルタリングでは添付ファイルや、カテゴリを指定することで内部情報などが含まれる電子メールの送信を防止する。アンチウイルスは、ネットワークアソシエイツ「McAfee」のアンチウイルスエンジンを搭載し、ウイルスの侵入を監視する。HTTPやSMTPのアクセスログを解析するレポーティング機能もある。それぞれの機能はWebブラウザを使って一括管理ができ、システム管理者の負担を大きく減少させることが可能だという。

 価格はアクセスコントロール機能だけが利用できる「WebWasher AC」が1年間のDB更新、サポート費込みで50ユーザー用35万円から。フル機能が利用できる「WebWasher CSM」は2003年2月に発売予定。価格は未定。バーテックス リンクは年間5億円の販売を見込んでいる。

バーテックス リンクの代表取締役社長 由利義和氏。バーテックス リンクでは今後もセキュリティ製品を強化する方針

 バーテックス リンクの代表取締役社長 由利義和氏は、WebWasherについて「今まで需要があってもどのベンダもできなかったことを実現した」と述べて、「システム管理者の負担を軽減して、企業に対するメリットが大きい」とアピールした。

 システム破壊や電子メール送信、不正アクセスなどさまざまな機能を備えたウイルスが登場するなど“複合型の脅威”に対しては、単機能のセキュリティツールだけで対応するのは難しくなってきている。かといって、複数のセキュリティツールを組み合わせて利用し、管理するのは担当者の負担が大きい。WebWasherのようなコンセプトの製品は今後も増えることが予想される。

(垣内郁栄)

[関連リンク]
バーテックス リンクの発表資料
WebWasher専門サイト
webwasher.com AG

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