20代女性が1番ほしがる資格とは?

2005/3/2

 オデッセイ コミュニケーションズは3月2日、同社が実施しているMicrosoft Officeの検定試験「Microsoft Office Specialist(MOS)」の日本での累計合格者が100万人を達成したと発表した。オデッセイ コミュニケーションズ 代表取締役社長 出張勝也氏は、「受験者の多くは20代の女性であり、転職や派遣登録を有利に進めるための資格として認知されつつある結果だ」と受験者急増の背景を説明した。

オデッセイ コミュニケーションズ 代表取締役社長 出張勝也氏

 MOSは、米マイクロソフトから受託して米サーチポートがシステム開発や試験実施・運営を手掛けている。日本では、オデッセイ コミュニケーションズがサーチポートと提携し、試験の運営全般を担当している。試験はOfficeに含まれる「Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook」の5種類があり、受験対象のアプリケーションを試験会場のPCで実際に操作する“実技試験”方式となっている。難易度は「Specialist」と「Expert」の2つのレベルがある。試験はパソコン教室など全国の1500〜1600カ所で受験でき、受験終了直後に合格/不合格が分かるのが特徴だ。出張氏によると「学生などは、その場で自分の得点や合否が分かる点に非常に感動しているようだ」と語った。

 試験は1998年から開始しており、2000年には合格者数の累計が20万人弱だったものが、2002年には50万人、2003年には70万人強に達し、2005年2月18日に100万人を突破した。有名な語学試験であるTOEICが、受験者数が100万人突破するまでに11年近く掛かっていることから、「いまやTOEICを超える需要があるといえるだろう。また、ある調査では受験したい資格でTOEICを僅差(きんさ)で抑えて1位になった」(出張氏)と自信を見せている。

 受験者属性を見ると、20代が51%で半数以上を占め、30代の26%、40代の10%、10代の8%と続く。男女比では、女性が68%、男性32%と女性が多数を占める。これらのプロフィールから、WordやExcelを多用する一般事務員や派遣社員、PCを活用するビジネスマン、職場復帰を目指す主婦や在宅勤務希望者などが主に利用していると同社では分析している。

マイクロソフト マーケティング本部 マイクロソフトラーニング部 部長 森田益成氏

 今後は、MOSを中心としたPCを利用した資格試験事業に加え、試験会場として利用し、連携を深めてきた「パソコン教室」と、「パソコンを習いたい人」とをマッチングするサイト「aoten」を中心としたマッチング事業、起業志望者に対する教育支援事業の3事業を柱に事業を展開していく方針だと出張氏は説明した。なお、「現在の試験方式をインターネット経由での自宅受験を可能にするかどうか」という質問に対しては、「本人確認の手法次第、現在はまだインターネット経由でのきちんとした本人確認手段が確立されていない。技術が発展したら、当然自宅受験もあり得る」(出張氏)との展望を明らかにした。

 また、マイクロソフト マーケティング本部 マイクロソフトラーニング部 部長 森田益成氏は、「現在、全世界におけるMOS受験者は240万人で合格者は170万人だ。日本の受験者が120万人、合格者100万人という数値を見ると、MOS合格者の半数以上が日本におり、大変成功しているといえる」と述べ、世界的に日本のMOS試験が成功していると説明した。その理由として同氏は、「日本はパソコン教室が多数あるという事情が大きい。米国などにはほとんど存在していないからだ。米マイクロソフトも日本の成功事例を世界に応用させたいという意向を示している」と語り、オデッセイ コミュニケーションズの手法を全世界に広げたいと説明した。

(@IT 大津心)

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オデッセイ コミュニケーションズ

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