サーバいらずのUSBメモリ型のパソコン会議ソフト

2005/3/10

USBcollabo-20Vの画面

 日本アビオニクスは3月9日、データ・コラボレーションシステム「CollaboMate」の新ラインアップであるUSBメモリ型のパソコン会議ソフトウェア「USBcollabo-20V」をTDKと共同で開発したと発表した。同社の映像通信技術とTDKの音声・動画ストリーミング技術が融合した製品で、音声の一体化やMCU(多地点接続機構)なしでの多地点接続といった機能を新たに実現した。

 同製品をパソコンのUSBインターフェイス(2.0対応)に差し込むと会議ソフトウェアが自動でインストールされる。MCUサーバなどの専用機器を使用せず、会議に参加するパソコンだけで20地点同時に接続可能。資料共有機能(資料はJPEG形式で変換)やホワイトボード機能、書き込み機能、会議運営機能、議事録保存機能など、遠隔地会議に必要な基本機能を搭載している。音声品質はサンプリングレート44KHz、動画の解像度はQCIF(Quarter Common Intermediate Format:176×144画素、毎秒30フレームの映像に対応)である。

 価格は19万8000円。海外拠点との会議や日常的なミーティング、教育分野での遠隔講義・研修、製造業でのデザインレビュー会議などに活用できる。

(@IT 谷古宇浩司)

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日本アビオニクスの発表資料

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