犬関連商品の売り込みをする奇妙なスパムが増加

2005/6/24

 英国のインターネットセキュリティ企業クリアスウィフトは6月21日(現地時間)、同社が分類統計するスパム・インデックスにおいて、犬関連の商品が増加していると報告している。世界中のスパマーが、犬用の栄養補給タブレットや犬のトレーニング用ハンドブックにいたるまで、犬中心のアイテムをスパム・メールを通じて執拗(しつよう)に売り込んでいるという。この奇妙な現象に対し、同社では“風変わりな商品の拡大はスパマーの破れかぶれな姿勢が背景にある”と分析している。

 なお、同社が報告する“先月(2005年5月)最も不快だったスパム”は、マイケル・ジャクソンの裁判に便乗したスパムだった。「ネバーランド・ランチからの報告」と題されたメールには、マイケル・ジャクソンが無罪にはなったものの、裁判の前に自殺を企てていたという衝撃的な内容が記述されていた。この記述に興味を持ったり、ショックを受けたユーザーが、メールに記載されたWebリンクをクリックすると、「トロイの木馬」がダウンロードされ、悪意のあるソフトウェアがPCにインストールされる仕組みになっている。

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クリアスウィフト

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