固定通信とモバイル通信の融合、ビジネスFOMAがトライアル

2005/7/8

グループウェアも使える

 NTTコミュニケーションズは7月7日、NTTレゾナントとともに、ビジネスFOMA「M1000」を利用したビジネス用途のサービスパッケージ「スマートビジネスキット」を提供すると発表した。7月にマーケットトライアルを開始し、9月をめどに商用サービスに移行する予定。1ユーザー当たり月額600円の利用料を想定している。

 「スマートビジネスキット」は、固定通信とモバイル通信を融合させる「FMC(Fixed-Mobile Convergence)」サービスの考えに基礎を置いている。サービスメニューとしては、「業務アプリケーション連携」「映像/音声コミュニケーション連携」「スマートフォン向けコンテンツの提供」「その他の高付加価値アプリケーション連携」などさまざまなサービスを用意している。

 「業務アプリケーションの連携」においては、NTTコミュニケーションズの「モバイルコネクト」やホスティングサービスなどを利用しながら、SAP、Oracle、Exchangeといった業務アプリケーションのリモートアクセスおよびスマートフォン連携を行うためのプラットフォームサービスを提供する。「スマートフォン向けコンテンツ」では、グループウェア「ビジネスgoo」と連携し、スマートフォン利用に適したWebコンテンツの提供を行う。

 なお、セキュリティ対策としては、アドレス帳や重要情報の含まれるファイルを端末に残さない方式を採用、また端末紛失時での遠隔ロックやデータ消去を可能とした。

 企業の営業担当者向けにSFA・CRMと連動した営業ツールとして提案するほか、GPS連動の位置情報を活用した外販やフィールドサービス担当者向けの業務活用ツール、あるいは、生損保における代理店、医薬業におけるMRを対象としたモバイルソリューションとしての利用を促していく。

(@IT 谷古宇浩司)

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