新生シマンテックはユーザーの声を大事にします

2005/8/11

 シマンテックは8月10日、国内ユーザーを対象とした新サービスなどを開発するための拠点「シマンテック ジャパン エンジニアリング センター」(以下、JEC)を開設した。250平方メートルの敷地には、ほとんどのベンダのサーバやストレージ機器を備え、さまざまなテストや研究を行う。

米シマンテック CTO マーク・ブレグマン氏
 JECは、米シマンテックの製品開発部門の一組織として活動。日本の各パートナー企業とともに、日本語環境下での機能テストや日本語機能のポーティング(porting:移植)、共同開発などを行っていく。米シマンテック CTO マーク・ブレグマン(Mark Bregman)氏は、JEC開設の最大の目的を「日本固有の製品欲求を吸い上げることだ」と説明。そのほか、日本の各ベンダに対して、品質の高いソフトウェア開発支援活動を行っていくという。

 具体的には、ディスクアレイ・テープドライブなどの検証やデバイスドライバの開発、製品品質の維持や機能テストの実施、機能検証(Proof Of Concept)の実施などを行う。すでに日本のコンピューターメーカー各社の10製品以上を検証したほか、今後リリースされる「VERITAS NetBackup 6.0」の日本語環境下における300項目のテストケースなどを実施しているという。シマンテックの検証を通過した製品に対しては、認証を与える。JECには基本的にシマンテックの管理者は入室せず、オフィス内のデスクからリモートアクセスで施設内の設備を操作しているという。

 現在は同社内の250平方メートルの敷地に、各社サーバやストレージ製品を設置。10名の専任スタッフが管理を行っている。施設には、50キロワットの電源設備と300個のCPU、15Tbytesのストレージ、1万メートル分のネットワークケーブル、5000メートルの光ファイバが設置されているという。今後は、6カ月以内に第2フェイズとして、統合ラボ環境を計画。さらに重量の重い機器の大量導入や、パートナーラボとの接続などを検討している。また、第2フェイズでは、セキュリティ関連製品のテスト実施と検証も行う予定だ。

 ブレグマン氏は、「JECの設立によって、日本語製品でも製品投入前にテストが可能となった。また、日本特有のさまざまなニーズにも応えられるように今後も設備投資していく予定だ。今後も日本のパートナーの期待に応えたい」と語った。

JECの一部。ほぼすべてのメーカーのサーバやストレージ製品が集められているという

ここにすべてのネットワークケーブルが集約されている。ネットワークゲートウェイにはシマンテック製品が入っていた

(@IT 大津心)

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シマンテック

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