オラクルの元社員犬ハイディを「偲ぶ会」、佐野力氏が「感謝」

2005/9/6

 広告やイベントへの出演、顧客訪問を積極的に行い、社内外でファンが多かった日本オラクルの社員犬、ハイディを「偲ぶ会」が9月5日、日本オラクル社内で開催された。8月12日に亡くなったハイディに感謝を伝えようと、社員と在職中にハイディの面倒をみたペットショップのスタッフら約50人が集まった。ハイディの後任、ウェンディも参加した。

手前は後任のウェンディ。祭壇にはハイディの好物だったビーフジャーキーが供えられた

 日本オラクル社内にはハイディの写真を花束で囲んだ祭壇が置かれ、元気なころのハイディを映したビデオ映像も流された。日本オラクルの代表取締役社長 新宅正明氏は、日本オラクル入社の誘いを受けて当時のオフィスを訪れた際、小さいなオフィスの中にハイディがいて、強く印象に残った思い出を披露した。

 また、ハイディが2003年3月に引退するにあたり、社員犬の廃止も含めて検討したことを説明。社員へのアンケートで社員犬を愛する気持ちを知って、同じ犬種で社員犬を継続することを決めたと語った。「社員犬という大きな仕組みはハイディ自身が作ってくれた。ハイディはわれわれを助けてくれたともいえる。お返しができた」

 また、社員犬の採用を決めた日本オラクル前社長の佐野力氏は「偲ぶ会」に、「武井さん(日本オラクル 執行役員 武井直氏)の家に引き取られて、ハイディもよかったのではないか。みんなに感謝、感謝」とのメッセージを寄せた。

 退社後のハイディを引き取り世話をした武井氏は、「いろいろな人に愛されていたハイディへの恩返しがしたかった」と“里親”になった心境を語った。「ハイディが家族になって、意外によく食べることや、自分がしたいことをアピールすることが分かった。亡くなる直前に皮膚が弱いハイディを思って毛を刈ってやると、意外にスマートでびっくりした」と話し、“家族犬”ハイディの一面を紹介した。

会場ではハイディのビデオ映像が流され、ハイディを紹介する当時の記事がパネル展示された

ハイディの思い出を語る里親の武井直氏

(@IT 垣内郁栄)

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日本オラクル

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