ケータイでもCD音質を!〜MOOCS登場
2005/9/29
ニフティは9月28日、インターネット音楽配信サービス「MOOCS」を10月31日に開始すると発表した。価格は1曲当たり105円〜270円(税込み)で、サービス開始当初は約15万曲を提供する予定。すべての楽曲を128KbpsのSD-Audio(AAC)方式で配信する点が特徴だ。
独自の音楽管理ソフト「MOOCSPLAYER」の画面イメージ |
10月31日のサービス開始当初は約15万曲でスタートし、2005年末までには約20万曲に拡大する予定。1曲当たりの価格は105円〜270円で、中心価格帯は150円〜200円だとしている。楽曲を提供するレーベルは現時点では非公表だが、サービス開始までには公表する予定だ。発表時に一部公表されたレーベルには、10月4日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2005」においてサンプル楽曲を提供する東芝EMI、ドリーミュージック、ダイキサウンドの3社が挙げられた。ニフティ サービスビジネスグループ 音楽・映像プロジェクト 部長 田代彰氏は、「MOOCSにおいて、初めてダウンロード販売される楽曲も用意した」としている。
ニフティ 代表取締役社長 古河建純氏 |
楽曲はメジャーからインディーズまで幅広いジャンルをそろえる予定。CD-Rへの書き込みは可能だが回数などはレーベルが策定し、統一したルールは設けない。また、ニフティのブログサービス「ココログ」やPodcastingポータル「Podcasting Juice」と、MOOCSの連動なども企画しているという。
古河氏は、「現在、SD-Audio方式に対応した携帯電話は120万台、オーディオ機器は80万台が存在しており、2006年3月までには700万台まで増加すると予測されている。今後、対応端末は爆発的に増加するだろう」と分析したうえで、「今後、ニフティのデジタルコンテンツ配信事業はMOOCSブランドで推進していく。将来的にはゲームや映像配信といったコンテンツ配信もMOOCS上で行う予定だ。MOOCSを@niftyに次ぐニフティの事業の柱とし、2007年度末には80億円の売り上げを目指す」と語った。
(@IT 大津心)
[関連リンク]
ニフティの発表資料
[関連記事]
アップル、鉛筆より薄い「iPod nano」 (@ITNews)
アップル、iTMSを日本で開始――100万曲・中心価格150円でスタート (@ITNews)
iPodの仕組みを動画に応用できた者が勝つ! 〜NTTドコモ (@ITNews)
普及し始めたブロードバンド、その利用用途は…… (@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|