OpenOffice.org 2.0が4日間で6万ダウンロード超える
2005/11/2
OpenOffice.org日本ユーザー会は11月1日、10月27日から日本語版のダウンロード提供を開始した「OpenOffice.org 2.0」のプレスブリーフィングを開催。OpenOffice.orgのコミュニティマネージャ Louis Suarez-Potts氏などがOpenOffice.org 2.0の新機能などを説明した。
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| OpenOffice.org コミュニティマネージャ Louis Suarez-Potts氏 |
OpenOffice.org日本ユーザー会の鎌滝雅久氏は、OpenOffice.org 2.0の開発方針に「使いやすさ」「マクロ機能の充実」「処理速度向上」「Microsoft Officeとの互換性向上」などを挙げた。実際、OpenOffice.org 2.0では、Microsoft Office風のボタンを多数追加したほか、ユーザーインターフェイスなどをMicrosoft Office風に改良、カスタムシェイプの追加などにより、一層Microsoft Officeとの互換性を高めたという。
また、標準化団体のOASISが承認したXMLファイルフォーマット「Open Document Format for Office Applications」(OpenDocument)を標準ファイル形式としてサポートし、拡張子が「.sdw」から「.odt」などに変更された。そのほか、PDF対応の強化やJavaScriptなど各種スクリプトなどからの制御も可能となった。
その一方で、日本語版独自の懸念があるという。例えば、現在日本語の禁則が「左ぞろえの句読点ぶらさげ」となっているが、「両端ぞろえの句読点ぶらさげなし」にしてほしいという要望が強く、現在変更を申請しているという。また、けい線をマウスで描く機能なども現在中国で開発中だとした。鎌滝氏は、「とにかく2.0は使いやすくなった。これを機会にどんどん売り込んでいきたい」と語り、意気込みを示した。
OpenOffice.org 2.0の登場により、法人向けサービスも充実してきている。例えば、OpenOffice.orgの開発やサポートを手掛けるグッデイは、法人向けのサポートサービスを開始。OpenOffice.orgのインストールサービスやMicrosoft OfficeからOpenOffice.orgへのドキュメント変換サービス、ソースコードレベルでのカスタマイズサービスなどを用意している。保守サポートサービスでは、電子メールや電話サポートサービスのほか、講師を派遣しての各種講義サービスも用意した。
実際、ワイズノットではOpenOffice.orgを2005年2月から積極的に利用しているという。現在では同社社員250名中、営業職など他社とひんぱんにファイル交換をする部署を除いた約150名がOpenOffice.orgだけを利用している。同社は、OpenOffice.orgを企業で使うためには「苦手意識の払しょく」と「Microsoft Officeとの違いを吸収すること」の2点が必要だと説明。実際にMicrosoft Officeを使い慣れている人間ほど、あっさりとOpenOffice.orgを使いこなせているという。一方、Microsoft Officeをあまり使いこなせていない人間は、できないことをOpenOffice.orgのせいにする傾向が強く、上達も遅いという。結論として、ワイズノットの三島匡史氏は「Microsoft Officeを使えている人は問題なくOpenOffice.orgに移行できるはずだ。OpenOffice.orgはすでにOpenDocumentをサポートしており、Microsoft Officeは今後サポートする予定だ。つまり、マイクロソフトの方が後追いだ」と語り、OpenOffice.orgのメリットを強調した。
最後にSuarez-Potts氏は、OpenOffice.org 2.0のリリースは自治体や学校などに非常にインパクトを与えたと説明。「今後、OpenOffice.orgは新たな時代を切り開いていくだろう。すでに5000万以上ダウンロードされており、オフィススイート市場の約7〜8%のシェアを目指す」(Suarez-Potts氏)と語った。OpenOffice.org日本ユーザー会の可知豊氏は「OpenOffice.org 2.0日本語版が、OpenOffice.org日本ユーザー会のサーバから何回ダウンロードされたかは把握できていない」としながらも、別途ダウンロード提供している「窓の杜」のサーバからは、10月27日からの4日間で6万回以上ダウンロードされたとし、好調であることが明らかになった。
(@IT 大津心)
[関連リンク]
OpenOffice.org 2.0.0 ダウンロードページ
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