オフィスビルの無線環境を最適化、竹中工務店と京セラコム

2005/11/12

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は11月11日、竹中工務店と共同でオフィスビル向け無線環境の最適化サービスを開発したと発表した。同サービスにより、電波の混信や干渉のない高品質の無線LAN環境を実現する。KCCSの電波最適化技術やシミュレーション技術と竹中工務店の電磁シールド材料およびその利用技術、電波環境の設計技術を軸に、共同研究、開発した。

 オフィスビル内の無線LAN、携帯電話の利用ニーズは拡大しているが、電波の混信や干渉による通信品質の低下や無線化によるセキュリティ低下への対策が課題となっている。加えて、ビルの高層化、構造の複雑化など、テナントごとの適切な電磁シールドの対策や機器選定といった要素も無視できない。竹中工務店が無線環境に適したオフィスビルの電波環境構築にノウハウを注ぎ、KCCSは無線環境を最適化するコンサルテーションを提供する。

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京セラコミュニケーションシステムの発表資料

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