日本AMD、今年のキーワードは「ワット性能」

2006/1/21

 日本AMDの代表取締役社長 ディビッド M. ユーゼ(David M. Uze)氏は1月20日、新たに立ち上げた法人顧客向けの営業部隊「市場開発営業」(BDE)に国内のトップ企業2000社を訪問させると述べた。BDEはサーバベンダなどAMDのパートナー企業と連携し、AMDのプロセッサを搭載したサーバを使ったソリューションを共同で提案する。ユーゼ氏は「需要を作り出すには“箱”ではなくソリューションだ」とも述べ、ソリューション開発にも力を入れる方針を示した。

日本AMDの代表取締役社長 ディビッド M. ユーゼ氏

 BDEが狙うのは、エンドユーザー企業の意思決定者への直接のアクセス。ユーゼ氏は「エンタープライズ市場はROIとTCOが重要。ITマネージャにとって最も良い選択はAMDだということを訴える」と述べた。試用品の提供なども行う。

 ソリューション開発では特にハイパフォーマンス・コンピューティングに注力する方針で、インダストリ・モデリング、CAD、シミュレーション、データセンターなどでもソリューションを開発する。ユーゼ氏は「Opteronサーバ、クライアントPCの事例紹介を立て続けに行う」とも述べ、AMD製品の浸透策を説明した。

 AMDはまたエンタープライズ市場向けの今年のメッセージとして、消費電力当たりの性能の高さをアピールする「Performance Per Watt:ワット性能」を使うと発表した。世界的な原油高で電力料金が上昇傾向にあったり、データセンターでのサーバ台数の増大、消費電力の増加などがあり、ワット性能が「システム計画、選定における重要な決定要素となる」(日本AMD マイクロプロセッサ ソリューション本部長 多田和之氏)と判断した。

 低消費電力をアピールするサーバとしてはサン・マイクロシステムズが、2005年12月に「UltraSPARC T1プロセッサ」を搭載した「Sun Fire CoolThreadsサーバ」を発表している。しかし、ユーゼ氏は「AMDは1999年に重要な指標としてワット性能を発表し、それに基づき製品を開発してきている」と低消費電力の“元祖”を強調した。

(@IT 垣内郁栄)

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