しっかり監視できます、台湾生まれの端末セキュリティソフト

2006/3/2

 システム・インテグレーションやセキュリティ製品販売を手がけるシーピーアイは3月1日、同社が国内総代理店となっている端末セキュリティソフト、「TotalSecurityFort」の新バージョン3.8を発表した。

ファインアートテクノロジーのCEO、劉振漢氏

 TotalSecurityFortは台湾のファインアート・テクノロジーが2003年に開発したサーバ/クライアント方式の端末セキュリティ・ソリューション。同製品では各PCに埋め込むエージェントによって、企業や部署のポリシーに基づき、PCを監視、制御、管理するための多彩な機能を備えている。

 ファインアートテクノロジーのCEOである劉振漢氏は、「社員による疑わしい作業を管理者に報告し、重大さの度合いを報告するほか、直接作業の実行を防止するなど、警備員としての役割を果たすことができる」と語った。

 監視機能では、PC上のハードウェア、ソフトウェアに関する構成変更を禁止したり、履歴を残したりすることができる。

 制御については、外部記憶装置、プリンタ、通信機器、スクリーンキャプチャ・キーなどの利用を禁止可能。外部機器に書き出す場合、自動的にファイルを暗号化する設定もできる。ポート単位でネットワーク利用を制限できるほか、Webサイトやファイルサーバの接続制限も可能。特定ソフトウェアの実行を禁止するといったこともできる。

 管理については、ソフトウェア、ハードウェアの資産管理ができ、ライセンス利用状況の把握にも利用できる。PCのハードディスク内に暗号化領域を作成できる機能も備わっている。

 PCに常駐するエージェントは、rootkitと同様にユーザーからは見えないようになっており、アンインストールや常駐の解除はできないという。ポリシーは全社的なものに加え、部署単位で設定することができる。

 3月31日に販売開始予定の新バージョンでは、主に監視機能が強化された。ユーザーによるローカルのファイルやディレクトリの操作を記録するほか、ネットワーク経由でのファイル入出力の履歴が記録可能になった。Internet Explorerで閲覧したWebサイトのURLやウィンドウタイトルを情報として残すこともできる。電子メールの送信履歴を保存するほか、送信メール自体の保存も可能。

 TotalSecurityFortは、2005年10月より国内で販売されている。現在の代理店は、NTTデータ・セキュリティなど計6社。既に20社、5万クライアントに導入されたという。シーピーアイの代表取締役社長、野尻泰正氏は、最終的に代理店を10〜13社に増やし、年間売上20億円を目指したいと語った。

(@IT 三木泉)

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