再参入を果たしたゲートウェイ、日本市場での課題は?

2006/5/19

 米ゲートウェイは5月18日、12.1インチワイド液晶を搭載した1スピンドルノートPC「Gateway MX1020j」を発売すると発表した。価格はオープン。予想価格は15万円前後とみられる。

ゲートウェイのディレクター ジャパンカントリーマネージャー 山本浩道氏

 ゲートウェイのディレクター ジャパンカントリーマネージャー 山本浩道氏はゲートウェイの現在の課題について、「米国依存の売上構成からの飛躍」と「デスクトップ依存の売上構成からの飛躍」の2点を挙げた。同社の売り上げの9割は米国での売り上げで、小売店との取引の拡大や新たなパートナーの開拓などで国際市場での売り上げ拡大が大きな課題。また、市場でのノートPCの比率が高まっているが、同社の売り上げの7割はデスクトップPCで占められており、ノートPCやディスプレイなどの製品展開の拡大も求められる。

 同氏は「日本でのノートPCの主流は、15インチ、15.4インチであると認知しており、日本では15.4インチの製品を販売してきた。アメリカではパネルサイズの異なる製品を発売している。今後はこれまで日本で展開していなかったパネルサイズの製品を投入し、ビジネスを拡大していきたい」と語った。

 ゲートウェイは、2001年8月に日本市場での営業を停止し撤退。その後2004年に再参入した。

 今回ゲートウェイが発表したMX1020jは、Core Soloの超低電力版のU1300(1.06GHz)を搭載。メモリ容量は512MB(最大2GB)。ハードディスクドライブ容量は40GB。IEEE802.11a/b/g対応のワイヤレスLANとBluetooth1.2に対応している。重さは1.4キロ、厚さは2.5センチ。天板にマグネシウム素材を採用することで剛性を高め、デザイン性にも配慮した。OSはMicrosoft Windows XP Home Edition Service Pack2を使う。標準の3セルバッテリを使用した状態での駆動時間は2時間40分。今後オプションとして6セルバッテリ、9セルバッテリの販売を予定している。

(@IT 千葉大輔)

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