「ケータイでググれる時代に」、KDDIとグーグルが提携

2006/5/19

 KDDIと米グーグルは提携し、KDDIのau携帯電話向けインターネットサービス「EZweb」にグーグルの検索エンジンを7月から採用する、と5月17日に発表した。携帯電話向けのコンテンツだけでなく、PC向けサイトを含めたインターネット全体が検索対象になる。KDDIは「ケータイでググれる時代になる」と新サービスに自信を見せている。

KDDIの執行役員 コンテンツ・メディア事業本部長 高橋誠氏(右)と米グーグルのモバイル プロダクト マネジメント ディレクター ディープ・ニシャー氏

 EZwebのポータルサイトは、au携帯電話でインターネットサービスを立ち上げたときに表示されるスタートページ。7月以降はそのポータルサイトにグーグルの検索ボックスが表示される。EZwebの従来の検索機能はEZwebの公式コンテンツ、EZweb上の一般コンテンツだけが検索対象だったが、グーグルの検索技術を使うことで「着うた」などダウンロードできるコンテンツやPC向けインターネットサイトも検索対象になる。

 KDDIの執行役員 コンテンツ・メディア事業本部長 高橋誠氏は「定額制や、携帯電話でPC向けサイトを見られるPCサイトビューアーの広がりで、ユーザーの情報に対するアプローチが変ってきた」と、PC向けサイトを見ることができる検索サービスを充実させる理由を説明した。

 グーグル検索では、EZweb公式サイト、EZwebの一般サイト、PC向けサイトの順で結果が表示される見通し。着うたなどのコンテンツがヒットした場合は、リンク先で直接コンテンツを購入できる。PCサイトの検索結果は、グーグルが開発した「Webサイトトランスコーダ」技術でHTMLがテキストに変換され、携帯電話でも内容が確認できるようになる。

 また、各検索結果にはPCサイトビューアーでコンテンツを確認するためのリンクがあり、携帯電話が対応していればPC向けサイトの内容を携帯電話で見られる。検索結果ページにはグーグルのアドワーズ広告も表示される。

 米グーグルのモバイル プロダクト マネジメント ディレクター ディープ・ニシャー氏は「携帯電話はPCの2倍の利用者がいて、モバイル・インターネットの伸びは目覚しい。グーグルはモバイルに重要な責任がある」と語った。また、グーグル日本法人の設立や2004年に東京に設立した研究開発センターを挙げて「マーケットニーズに合うサービスを日本で開発したい」と話した。

 両社の会見にはKDDIの代表取締役社長 兼 会長 小野寺正氏と、グーグルの会長 兼 最高経営責任者 エリック・シュミット(Eric E. Schmidt)氏がビデオでメッセージを寄せた。小野寺氏は「2005年秋にシュミット氏に会い、今回のプロジェクトがスタートした」と受け明け、「今後もグーグルと魅力的なサービスの提供を検討したい」と話した。シュミット氏は「KDDIが素晴らしいのは、革新的なグーグルにさらなる革新をもたらすことだ」と語った。

(@IT 垣内郁栄)

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KDDIの発表資料
グーグル

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