日本IBM、SOA専門のパートナープログラムを設立
2006/6/8
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| 米IBM ソフトウェアグループ ワールドワイド・ソフトウェア・セールス担当バイス・プレジデント マイク・ボーマン氏 |
日本IBMは6月7日、「IBM SOA World」において「SOA Partner Initiative」を設立したと発表した。昨年米国で発表され、すでに1000社を超えるパートナーが登録している。同社のパートナープログラムの中では最上位のランクに位置する。IBMソフトウェアの販売実績、関連製品技術認定者を保有する企業で、なおかつSOAの基礎知識を持つパートナーがその参加資格を持つ。
「SOA Partner Initiative」はSOAに特化したパートナー支援プログラムである。技術情報やマーケティング・プログラム、研修コースの提供に加え、パートナーが独自に開発したSOAコンポーネントの共有化を図る仕組みも構築する。同イニシアティブのパートナー登録企業は、IBMが設置しているSOA専任アーキテクト組織（30人体制）の後方支援を受けながら、SOA関連ビジネスの促進を図ることが可能になる。
SOAコンポーネントの共有化を図るために、ポータルサイト「SOA Business Central」を開設する。同ポータルを通じ、登録されたSOA関連コンポーネント（アダプタ、コネクタ、ポートレットなど）を検索して、パートナー間でやり取りすることが可能になる。米IBMのWebサイトで公開予定。将来は登録されたコンポーネントを直接ダウンロードできるようにする。
「IBM SOA World」では、IBMが世界規模でSOAに力を入れていることのアピールが行われた。米IBM ソフトウェアグループ ワールドワイド・ソフトウェア・セールス担当バイス・プレジデント マイク・ボーマン（Mike Borman）氏によると、同社のSOA関連投資額は年間10億ドルを超し、1万5000人を超えるSOAコンサルタントやアーキテクトがいるという。SOAに関連した特許申請数は300以上。
（＠IT 谷古宇浩司）
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