UML2.0に対応した分析・設計ツール発表、NEC

2006/6/24

NEC 開発環境技術本部長 岸上信彦氏

 NECは6月23日、分析・設計ツール「Systemdirector Application Modeler」を発表した。UML2.0に対応したUMLエディタと、モデルの適切性を検証する機能、UMLエディタで出力したXMIデータからCで書かれたコードを自動生成するコードジェネレータの3つの機能で構成される。Eclipseのプラグインとして提供する。UMLエディタは無償。

 NECはシステム構築のノウハウを体系化したシステム開発環境として「Systemdirector」という製品・サービス体系を持っている。開発方法論と開発ツール、適用支援サービスなどのカテゴリで構成されているが、分析・設計ツール(UMLエディタ)の機能が欠けていた。

 UMLエディタ「Systemdirector Application Modeler UML Editor」が記述できるモデルは、クラス図とシーケンス図、ステートマシン図、アクティビティ図、ユースケース図、コンポジット構造図。コンポーネント図や配置図、コミュニケーション図などは今後のバージョンアップ版で対応する予定。

 Cコードを自動生成する「Systemdirector Application Modeler C Generator Level1」(50万円)は、クラス図やステートマシン図からCで書かれたコードを自動で生成する機能。今後、JavaやC++版のコードジェネレータをリリースする予定だが、特に、組み込み開発現場での利用を想定し、C版の開発を優先した。今後のバージョンアップ版では、アクティビティ図などほかのダイアグラムからのコード生成機能を追加する。

 モデルを検証する「Systemdirector Application Modeler Validator Level1」(3万円)は、主にクラス図とステートマシン図間の整合性の検証を行う。ユーザーの要望も取り入れながら、検証機能の充実を図っていく。

 NEC 開発環境技術本部長 岸上信彦氏によると、将来的には開発の上流工程から下流工程にかけて、一貫した開発ツールのサポートが行える体制を整備していく。しかし、現時点では「開発ツール間のスムーズな連携はできていない」状況。今回リリースした同社独自の分析・設計ツールを皮切りに、アプリケーション・ライフサイクルの一貫したサポートを行える体制の構築を推進する。

(@IT 谷古宇浩司)

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