ソフォスのアプライアンスは常に「Kaizen、Kaizen、Kaizen」

2006/7/5

英ソフォス 最高経営責任者 スティーブ・マンフォード氏

 ソフォスは7月4日、セキュリティアプライアンス製品「ES4000」を発表した。ウイルス、トロイの木馬、スパイウェア、スパムなどのネット上の脅威を防御するほか、送受信する電子メールのセキュリティポリシーの遵守(じゅんしゅ)も実現する。中・大規模企業をターゲットとする。1000ユーザー3年間の利用で526万5000円。

 「ES4000」は5分ごとに最新のウイルス/スパム対策のアップデートを自動的に受信し、1日10万通以上の電子メールに対応する。ハートビートリモート監視機能により、ES4000が常に正常に稼働しているかを24時間監視、異常や警告が発生した場合は、同社のテクニカルサポートセンターへ自動的に報告される仕組みである。

 Webブラウザベースの管理コンソールから、システムのステータス、有効性、リアルタイムのキャパシティを視覚的に把握できる。管理者はこの管理コンソールを通じて、メール傾向、パフォーマンス、送信者、ポリシーなどの分析結果のレポートやサマリを作成することができる。

 同社は今回の製品を開発するにあたり、競合他社のアプライアンス製品を徹底的に評価し、開発当初から顧客の詳細なフィードバックを反映するように努めた。「最も使いやすい製品を開発することにフォーカスした」と英ソフォス 最高経営責任者 スティーブ・マンフォード(Steve Munford)氏は自信を見せた。マンフォード氏は学生時代に日本独自の生産方式を研究する機会があったとし、その時に学んだ「Kaizen」の概念を同社の製品開発にも反映させていくとした。

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