他社より3.2倍も高い処理能力、IBMの新UNIXサーバ

2006/7/26

 日本IBMは7月26日、2.3GHz POWER5+プロセッサを搭載したUNIXサーバ「System p5」の新製品2モデルを発表した。8月11日に出荷する。

 強化のポイントは「圧倒的なパフォーマンス」(同社)。最上位機種である「IBM System p5 モデル595」は、2.3GHzのPOWER5+プロセッサを最大64way搭載でき、1.9GHzのプロセッサを搭載した従来機種と比較して約1.2倍の処理能力を持つと同社は説明する。TPC-Cベンチマークでは、他社UNIXサーバと比較して、約3.2倍の処理能力を発揮したとする。

 サーバ資源の最適化や、他社UNIXサーバおよび他社メインフレームからの移行・統合用途などを想定している。仮想化技術については、1台のサーバで複数の論理区画を設定、CPUやメモリなどの資源を最適に使用できる「Advanced POWER Virtualization System」を搭載している。

 現在開発中の次世代プロセッサ「POWER6」への移行パスも提供する予定。

(@IT 谷古宇浩司)

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日本IBMの発表資料

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