アマゾンに「ヘルス&ビューティー」、こんなものまで!

2006/8/4

アマゾン ジャパンの代表取締役社長 ジャスパー・チャン氏

 アマゾン ジャパンは8月3日、Amazon.co.jpに11番目のストア「ヘルス・&ビューティー」を追加したと発表した。サプリメントや飲料水、ソフトドリンク、調味料、加工食品といった各種食品のほか、コスメ用品、介護用品、アロマ・リラクゼーショングッズなど12のカテゴリに分かれた3万点超の商品をそろえた。取り扱いメーカーは1000超。米国では「Health & Personal Care」の名称で2003年12月にオープンし、12万以上の商品を販売している。

 「ヘルス・&ビューティー」では、200種類以上の酢に加え、シャンパン酵母を使ったスキンケア商品、ペットの食料など、ベビー用品からシニア用品まで、健康と美容に関連したさまざまな商品を扱う。

 Amazon.co.jpがオープンして6年、同Webサイトは書籍の販売から徐々に取り扱い商品の領域を拡大し、現在では1000万点を超えるアイテムを取り扱う。米国ではストア数18に加え、Amazon.co.jpでも展開している中古品販売のMarketPlaceや、第三者に販売機会を提供するMerchants@などもサービスラインアップとして持つ。「オンライン上で求められるあらゆるものを探し、発見でき、購入できる場を創ること」というアマゾンのビジョンは着々と現実のものになっているようだ。

 今回オープンした「ヘルス・&ビューティー」ストアを見るまでもなく、Amazon.co.jpはすでに“オンラインブックストア”とは異質の巨大オンラインストアである。そのため、複数の記者は、オンラインショッピングサイト楽天との差別化や、Merchants@の日本展開の時期について、アマゾン ジャパンの代表取締役社長 ジャスパー・チャン(Jasper Cheung)氏に質問を投げた。しかし、チャン氏は「顧客満足を高めるサービスに特化すること」と回答、他社との比較による企業戦略を採用せず、あくまで(企業戦略の)ターゲットを顧客に置くという従来どおりの考えを強調した。Merchants@の日本展開の時期も未定である。

(@IT 谷古宇浩司)

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