「XML DBの用途が拡大」、検索機能を向上したCyber Luxeon新版登場

2006/9/6

 サイバーテックは9月4日、XMLデータベースの最新版「Cyber Luxeon Ver.2.0」(サイバーラクセオン)を11月に出荷開始すると発表した。データベースの検索機能を大きく向上させたのが特徴。サイバーテックは「ドキュメントデータが蓄積されるコンテンツ管理やナレッジ管理、コールセンターなどにXMLデータベースの用途が広がる」と期待している。

サイバーテックが11月に出荷する「Cyber Luxeon Ver.2.0」

 新たに日本語全文検索の「ターボサーチ機能」を実装した。同機能を使うことで前バージョンの検索機能と比較して約20倍の検索速度の向上を実現したという。検索は属性検索、キーワード全文検索、あいまい検索などが可能。250万件のXMLテキストに対して部分一致検索を行った場合の検索時間は0.69秒だという。

 Ver.2.0ではほかにフォルダ内にデータベースを作成してXMLファイルを階層構造で格納できる「バインダファイル」をサポート。Windows、Solarisに加えてRed Hat Enterprise Linux ESに対応した。価格はWindows版が1CPU当たり450万円(税別、以下同)。年間保守サポートがライセンス価格の20%。Solaris版は1CPU当たり550万円、年間保守サポートが110万円など。

 サイバーテックはサイバーラクセオンの次期バージョンを来春に発表する予定。64ビットOSへの対応が目玉の1つになるという。

(@IT 垣内郁栄)

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