Web 2.0関連サービス、実際の中心ユーザーは若年層と女性

2006/10/14

 イプシ・マーケティング研究所は10月13日、Web 2.0サービスのユーザー利用実態調査結果を発表した。同調査によると、Web 2.0という言葉・概念は、30〜40代男性のビジネスパーソンを中心に浸透しているが、実際のサービス利用者は若年層や女性が先行しているという結果が明らかになった。

 Web上で4つの質問(Web 2.0という言葉の認知・理解、ブログの利用状況、ソーシャルネットワーキングサイトの利用状況、各種新機能・ツールの利用状況)に対しアンケートを行った。回答数は2239人。

 Web 2.0の言葉の認知率は全体の4割弱で、意味まで理解している人は15%に過ぎなかった。そして、認知率では女性よりも男性の方が高く、また、年代では30〜40代のビジネスパーソンにより認知されていることがわかった。

 ブログの閲覧や開設の実態については、全体の8割以上がブログ閲覧の経験があり、ブログ閲覧者の約3割がブログ開設を経験している。閲覧・開設ともに、20代以下の若年層および女性の利用者が多かった。

 SNSの認知率は全体の6割弱に達していたが、登録者は2割強にとどまった。登録者の過半数は1日1回以上アクセスしているという。

 そのほか、「更新チェック機能」や「ソーシャルブックマーク」といったWeb 2.0の文脈で紹介された新たなサービスの利用者は2割程度、検索エンジンでグーグルを利用する人はいずれの機能、ツールでも利用率が突出して高いことがわかった。

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イプシ・マーケティング研究所

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