HD解像度で人物もコンテンツも表示

ビデオ会議システムもHD対応の時代〜ポリコムが新製品

2006/11/08

 ポリコムジャパンは11月8日、HD(High Definition)対応を特徴とする新製品「Polycom HDXシリーズ」を発表した。

 同シリーズでは720p(1280 x 720)の映像を30fpsで送信することができる(消費帯域は1Mbps から4Mbps)。プラットフォームとしては60fpsで最大1080pのビデオ解像度も可能という。また、同システムでは256kbpsの4CIF(704x576)も処理できるため、低帯域での通信時も鮮明な画質を確保できるという。またPolycom HDXは、H.239でHD解像度のコンテンツを人物映像と同時に表示できる唯一のHDビデオ会議ソリューションだという。

polycom01.jpg Polycom HDXシリーズ

 同システムでは、360度の方向から集音できるマイクロフォンを採用。さらにノイズ除去やゲインコントロール、マイクミキシングなどの音声処理機能を備え、マイクからの距離が 60cmでも6mでも変わらない明瞭な音声を実現するとしている。

 Polycom HDX 9000シリーズは、2007年第2四半期中に同社の次世代型VoIP音声会議システムと統合する予定。この統合により音声通話からビデオ通話への切り替えがボタン1つでできるようになる。また、音声会議システムのダイヤルパッドからビデオ通話を開始することができるので、電話をかける要領でビデオ会議システムの通話を開始できるようになるという。

 ポリコムジャパンは2006年11月8日にPolycom HDXシリーズの受注を開始する。製品出荷は12月上旬よりポリコムの認定販売代理店を通じて行われる予定。

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