メッセージング環境保護の新しい提案

メールセキュリティとアーカイビングを組み合わせて提案、シマンテック

2006/11/21

 シマンテックは11月21日、メールセキュリティ製品「Symantec Mail Security 8300」シリーズを発表した。企業が電子メール経由で外部とやり取りする情報についてのリスクを軽減させる製品。新たにコンテンツフィルタリング機能を搭載することで、情報漏えいを防止し、メールコンテンツに関する法令や社内ポリシーのコンプライアンスを確保することを狙う。

vault01.jpg 米シマンテック ソリューションマーケティング ディレクター 香川悦子氏

 「Symantec Mail Security 8300」を顧客に提案する際、同社ではアーカイビング製品「Symantec Enterprise Vault」と組み合わせ、「エンタープライズメッセージングマネジメント(EMM)ソリューション」としてパッケージ化する。具体的には、増大するメッセージングデータを格納するためにアーカイビング製品(Symantec Enterprise Vaultなど)の導入を検討している企業に対し、メールセキュリティ製品をも同時に提案していく。

 Symantec Enterprise Vaultの基本コンセプトは、マイクロソフトのExchange Serverなどのようなプライマリストレージのデータを、Symantec Enterprise Vaultのセカンダリストレージに圧縮しながら移動させ、格納するデータのサイズを削減するということ。セカンダリストレージに移動させる際、データはインデックス化され、検索性が向上するというメリットもある。

 コンプライアンスの要請に基づいたメッセージングデータの格納が、EMMソリューション導入のきっかけになりそうだが、同社ではそのほかにも、ストレージコストの削減や格納データの検索性の向上といった用途、あるいは、ファイルシステムのアーカイビングといった用途でも提案していく用意があるとしている。

 国内では日商エレクトロニクスがEMMソリューションの販社となる。

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(@IT 谷古宇浩司)

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