最新バージョン登場

Skype携帯? 通話定額制? Skypeの明日はバラ色か

2006/12/14

 Skypeは12月14日、インターネット電話ソフトウェアの最新版「Skype 3.0 for Windows」をリリースした。Skypeと連動して機能するプラグインのサポートや誰でも参加できる「オープンチャット」に対応。「地味だがかなり完成形に近づいた」(Skype 日本オフィス ジェネラル・マネジャー 岩田真一氏)という。

skype01.jpg ソニーの「mylo」を使ってデモンストレーションするSkype 日本オフィス ジェネラル・マネジャー 岩田真一氏

 Skypeが力を入れているのはモバイル対応。Windows Mobileデバイスなどで利用できるSkypeのクライアントソフトウェアはすでに登場しているが、注目されるのは「Skype携帯電話」の動向だ。Skype携帯電話は一般の携帯電話と同様の形状。無線LANに接続してSkypeでほかのSkypeユーザーや一般電話と通話する。組み込みOSとしてLinuxを採用し、そのうえでSkypeを起動している製品が多い。Skypeユーザー同士の通話ならもちろん無料。

 Skype携帯は、国内ではロジテックなどが発売。ソニーもSkypeを内蔵した携帯デバイス「mylo」を発売した。公衆無線LANの普及にもよるが、携帯電話の既存のマーケットを変える可能性がないとはいえない。岩田氏は「携帯型のほかに据え置き型のSkype対応電話が今後登場する」と語った。Skypeは、Skypeから固定電話、携帯電話に発信する「SkypeOut」の料金を定額にするサービスを北米で開始した。Skype携帯電話の普及を後押しする。「国内では定額制は難しい。ただ、通信会社との共同プロジェクトは2007年の課題だ」(岩田氏)

 Skype 3.0 for Windowsは新たにプラグインに対応。サードパーティや一般の開発者が作成したプラグインを取り込んで、Skype上で実行させることができる。すでにPC上のアプリケーションの画面を、ほかのSkypeユーザーに表示し、共有して使うプラグインなどが公開されている。また、コンタクトリストに記載していないユーザーでも招待し、複数のユーザーでチャットができる「オープンチャット」機能を搭載した。オープンチャットは1件ごとにURLが割り振られ、このURLにアクセスすればチャットに参加できる。クリックするだけでチャットに参加できるオープンチャット用のアイコンも用意され、ブログなどに貼り付けることが可能。

 Skypeを利用する企業向け機能も強化し、IT管理者が自社に導入するSkypeの機能を制限できるようにした。セキュリティポリシーに応じてファイル転送を利用停止にしたり、特定のクライアントがスーパーノードになることをブロックする機能がある。

 岩田氏によると国内のSkypeユーザーは400万人を突破。同時オンラインユーザー数は2006年7月に700万を記録し、現在は820万程度という。SkypeはPtoPを採用するためユーザー数が増えても特定のサーバに負荷がかかることが少ない。「ユーザーがどれだけ増えても、手放しで喜べる」(岩田氏)

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(@IT 垣内郁栄)

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