UI変更やマルチメディアデータのサポート追加も可能

Second Lifeのソースコードがオープンソース化

2007/01/09

2ndlife01.jpg

 ネット上の仮想3次元世界「Second Life」を開発するLinden Labは1月8日、同サービスにアクセスするためのクライアントソフト「Viewer」のソースコードをオープンソース化すると発表した。ライセンスは一部制限つきのGPL2.0もしくは商用ライセンスから選択できる。

 Viewerは、Second LifeのWebサイトから無償でダウンロードできるソフトウェアで、アバターを操作してSecond Life内の世界を移動したり、ほかのユーザーとメッセージ交換や売買を行うためのツール。オープンソース化により、バグフィックスやマイナーなハードウェアのサポートといったパッチを受け付けるほか、新たなマルチメディアデータのサポートや、インターフェイスの変更といったプロジェクトからもコードを採り入れる予定だ。なお、今回公開されるのはクライアントのみでサーバ側のコードは非公開のままであるため、仮想世界内の流通通貨の偽造などは原理的に起こらないと説明している。

 Second Lifeは、家屋、乗り物、街並み、店舗、衣服、ゲームなどをユーザー自身が創作でき、その知的所有権を保有できる初めての仮想世界として人気を博し、世界約100カ国に約180万人のユーザーがいる。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)