Web2.0を見据えてAjaxやSVGにも対応

Wiiライクな操作でスクロールできるNetFrontの新ブラウザ

2007/02/08

 携帯電話やセットトップボックス向けに組み込み用Webブラウザを提供するACCESSは2月8日、新バージョン「NetFront Browser v3.5」を開発し、端末メーカーに向けて今秋に販売を開始すると発表した。

 新バージョンでは、携帯端末におけるWeb2.0サービスの普及を見据えて、ウィジェットを開発するためのフレームワークを提供するほか、組み込み機器向けに同社が策定したAjax仕様に対応する。OMA(Open Mobile Alliance) Browsing 2.3への準拠、SVG(Scalable Vector Graphics)の最新規格であるSVG Tiny 1.2への対応も強化する。

 操作面では3つの新ユーザーインターフェイスを搭載。

 「Smart Slider Menu」は、コンテンツ表示画面上にショートカットバーを表示し、コンテンツの拡大縮小などのよく使う機能へのアクセスをワンタッチで可能とする機能。

 「Smart Swing Navi」は、携帯端末内蔵のカメラを用い、キャプチャ画像の動きとコンテンツのスクロールを連動させることで、Wiiのリモコンのように直感的な操作を可能にする。

 「Smart Page Viewmark」は閲覧するページに対するビュー設定を、ページごとに記憶させられる機能。文字サイズやレンダリングモードなど、ページごとに最適な設定でコンテンツを閲覧できる。

access01.gif 新搭載の「Smart Slider Menu」。コンテンツ表示画面上にショートカットバーを表示し、よく使う機能へのアクセスがワンタッチで可能
access02.gif 新搭載の「Smart Swing Navi」。携帯端末内蔵のカメラでキャプチャしている画像の動きに合わせて直感的なコンテンツのスクロールが可能

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(@IT 西村賢)

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