6年で人口は4.8倍、総利用時間は12倍に

ネット人口の伸びは鈍化も利用時間は今後も拡大

2007/03/12

 ネットレイティングスは3月12日、2006年の秋に発売した『ネットレイティングス・データクロニクル2006』の掲載データと、最新の2007年1月の調査データから、2000年以降の日本におけるインターネット人口と月間総利用時間の推移データを公表した。

 公表されたデータによると、2000年に853万人だった日本のインターネット人口は、2006年には約4.8倍の4114万人に拡大。インターネットユーザー1人当たりの月間利用時間は6時間54分から17時間28分へと大きく伸びた。この結果、ネットの月間総利用時間は、2000年4月から2006年4月で5884万時間から7億1857万時間へと約12倍に増えた。ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏はプレスリリースの中で、「この6年間でインターネット人口は急速に拡大しましたが、今後は緩やかな増加に転じると思います。一方、総利用時間はまだまだ成長の余地があり、今後も大きく拡大することが予想されます。これは生活者の生活時間に占めるネットメディアのシェアが大きく拡大することを意味し、今後ネットのメディア価値がさらに向上していくと考えられます」と述べている。

 月間総利用時間を個別のWebサイトごとに見ると、Yahoo! JAPANは2000年4月の476万時間から2006年4月には1億1685時間へと約25倍に成長している。同様に、日本の主要サイトも「goo.ne.jp」(1517%)、「ocn.ne.jp」(1101%)、「nifty.com」(615%)など、ネット人口増加率を上回る総利用時間の伸びを示しており、大手サイトへのトラフィック集中の様子もうかがえる。

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(@IT 西村賢)

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