エクスパダイト「voiceREACH」

音声チラシが電話に届く、HACドラッグが利用開始

2007/03/12

 関東、東海地域を中心にチェーン展開するドラッグストア「HACドラッグ」を運営するCFSコーポレーションは3月12日、音声メッセージを電話に一斉配信するエクスパダイトのASPサービス「voiceREACH」を採用し、顧客向けに販売促進キャンペーンを行うと発表した。3月にすでに1回目の音声配信を行い、今後は月に1度のペースで音声を配信するという。

 voiceREACHは録音した音声メッセージを特定の電話、携帯電話に対して一斉配信するサービス。ASPサービスなので、ユーザー企業は配信したいリストと音声メッセージを用意するだけで利用できる。電子メール送信やWebサイトでの広告と異なり、個人の電話に直接電話がかかり、メッセージが伝えられるためプロモーション効果が高いとしている。

 HACドラッグは2006年8月、10月、12月の計3回に渡り、voiceREACHを使った販売促進キャンペーンを実施した。HACドラッグのポイントが3〜5倍になるキャンペーンの情報などを、来店頻度が高い約2万人の会員に配信。売上高が7.7%アップしたという。CFSコーポレーションは「思ったよりも安価に利用でき、投資対効果がよかった」と本採用した理由を説明した。CFSはこれまで主に新聞の折り込みチラシを使っていた。

 電話にプロモーションのメッセージが届けられることで顧客が戸惑うことも考えられるが、CFSコーポレーションは「ロイヤルカスタマに限定して配信しているので、クレームはなく、問い合わせもそれほどなかった」としている。

(@IT 垣内郁栄)

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