添付ファイルの簡易ビューア機能もサポート

Gmailが3キャリアのケータイに対応

2007/04/10

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 グーグルは4月10日、NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話端末から同社のWebメールサービス「Gmail」にアクセスできる「モバイルGmail」(http://gmail.com/)の正式サービスを開始した。これまでにも昨年末から非公式ながらも一部の端末で利用できたが、今回のリリースで正式サービスインとなる。利用は無料で、広告は表示されない。

 モバイルGmailは、Gmailと同じメールボックスを扱うため、利用できる容量はGmail同様に2GB以上。送受信メールのスレッド表示機能やウイルス・スパムメールフィルタ、検索機能、メッセージのアーカイブ、連絡先の自動追加など、Gmailと同等の使い勝手を提供する。また、外部のメールサービスからPOPによる読み出しと、外部のメールアドレスへの受信メールの転送をサポートする。

 Gmail同様に添付写真のサムネールを表示するほか、マイクロソフトのワード文書、PDF文書といった添付ファイルはテキストの表示ができる。逆に、Gmailにある機能でモバイルGmailで使えない機能はアカウントの作成とメールに対するラベル貼り付け。

gmail02.jpg グーグル ビジネスプロダクトマネージャ 石原直樹氏

 携帯電話での利用を考慮してログインを自動化した。初回ログイン時にNTTドコモの端末ではUTN(端末情報)を送ることで、またauやソフトバンクの端末ではクッキーを使うことで、次回のアクセスからIDやパスワードの入力が不要。

 米Googleは海外の携帯電話端末向けに、専用アプリケーションを提供しているが「日本では3Gが主流で端末の画面も広いため、専用のアプリケーションは不要」(グーグル ビジネスプロダクトマネージャ 石原直樹氏)との判断から、Webブラウザによるインターフェイスのみを提供するという。

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(@IT 西村賢)

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