古川さんは痛烈批判ですが……

Windows Live スペースが機能向上、SNSっぽくなる?

2007/04/20

 マイクロソフトは4月20日、ブログサービス「Windows Live スペース」の機能を強化したと発表した。Windows Live スペースについては同社 前会長の古川享氏が自身のブログで痛烈に批判している。今回の機能強化はユーザーの支持をどう集めるだろうか。

 今回の機能強化は「ソーシャルネットワーキング機能がポイント」(マイクロソフト オンラインサービス事業部 プロダクトマネージメントグループ Windows Liveチーム ディレクター 小野田哲也氏)だ。1つはミニメッセージのサポート。ブログの執筆者と読者がお互いの電子メールアドレスを明かさずにメッセージを交換できる。内容が一般に公開されるブログのコメントとは異なり、1対1の連絡が可能になる。また、Windows Liveメッセンジャーとの連携も強化し、ブログのプロフィール欄にメッセンジャーの表示名や表示メッセージ、アイコンを出せるようにした。さらにRSSフィードの配信を記事だけでなく、写真や友人リストにも拡大した。

 小野田氏は「Windows Liveホットメールやメッセンジャーからの誘導でWindows Live スペースを使い始める人が多い」と話し、それぞれの関係性を強めることで相互の利用度アップを狙うことを説明した。

spaces01.jpg Windows Live スペースのトップページ

 執筆者がWindows Live スペースにアクセスした際に表示する「ダッシュボード」を追加したのも機能強化のポイント1つだろう。ダッシュボードでは読者から届いたメッセージや、メッセンジャーに登録している友人のスペース更新状況、新着コメントなどが確認できる。編集画面にもアクセスでき、筆者にとってのホームページとして機能する。

 ページデザイン機能も強化し、ブログの背景画像でオリジナル画像を使えるようにしたり、画像の透過度を変更できるようにした。スタイルシートなどの知識がなくても高度なページデザインが可能になるという。フォトアルバムの機能も強化し、アルバム登録前の画像の明るさやコントラストを調整したり、トリミングできるようにした。

(@IT 垣内郁栄)

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