FOMA定額データ通信の提供も

PHSサービス終了は2008年1月、NTTドコモ

2007/04/27

 NTTドコモグループ9社は、PHSサービスを2008年1月7日に終了すると4月27日に発表した。NTTドコモは1998年12月に旧NTTパーソナルからPHS事業を引き継ぎ、サービスを提供してきた。しかし、携帯電話に利用者を奪われ、「約9年間の事業に終止符を打つこととなった」(NTTドコモ 代表取締役社長 中村維夫氏)。

 2007年3月末現在の契約数は約45万件。2005年5月から新規の申し込みは受け付けていない。NTTドコモはPHS利用者にFOMA携帯電話への変更を呼びかけている。PHSデータ通信が定額料金で利用できる「@FreeD」のサービス利用者には、月4200円の定額料金で64kbpsパケット通信が利用できるFOMAのデータ通信プランを2007年10月以降に提供する。また、「引き続きPHSを望む人にはウィルコムへの案内もする」(中村氏)という。

phs01.jpg NTTドコモのデータ通信用PHS端末「P-in Free 2PWL」。PHSと無線LANの両方に対応し、@FreeDも利用できる

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(@IT 寛司絢子)

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