ウェブエックスの新サービス

SaaSモデルのグループウェア上陸!

2007/05/15

 ウェブエックス・コミュニケーションズは5月15日、SaaSモデルのグループウェア・サービス「WebExOne」を発表した。標準的なWebブラウザとインターネット接続環境があれば利用できる。同サービスは、米WebExが事業統合した米イントラネッツの「Intranets PRO」に機能追加をしたもの。

ウェブエックス写真 ウェブエックス・コミュニケーションズ マーケティング部 マネージャ 宮野亮氏(左)、同 代表取締役 田野豊氏(右)

 機能は「文書管理機能」「スケジュール」「ToDoリスト」「データベース」「ディスカッション」「お知らせ」「連絡先リスト」「経費管理」「アンケート」など多岐に渡る。これらの機能群に加え、データベース機能とWebフォルダ機能が、同サービスを競合他社のグループウェアサービスと差別化している。

 情報の管理や蓄積、共有をデータベースを介して行うことができる。データベースにはいくつかのテンプレートがバンドルされている。例えば、CRM、イベント登録、タイムカード、ナレッジベースなど。米国では有料でテンプレートのカスタマイズサービスを行っているが、国内でのサービス提供は未定。ただし、これらのテンプレートをデフォルトで活用するだけでも「かなりのことができる」(同社)という。

 Webフォルダ機能を使えば、ファイルエクスプローラ上でのドラッグ&ドロップでファイルを操作できる。エクスプローラ上からの直接編集も可能。そのほか、アラームツールの搭載や、モバイル連携といった機能もある。

 SaaSモデルの有料グループウェアの特徴として同社は、信頼性の高いサービス提供を可能にするインフラの高品質性をアピールする。サーバ監視は24時間365日にわたって行い、システムのニ重構成やRAIDによる障害対応性の高度化を実現している。また、データ層とアプリケーション層を分離することで、データの安全性を確保する。

(@IT 谷古宇浩司)

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